新学習指導要領ポイントブック

• 内容
• 平成29年告示の小学校・中学校学習指導要領では、特別支援教育に関する記述が充実し、個々の児童・生徒の障害の状態等に応じた指導内容や指導方法の工夫を、組織的かつ継続的に行うことができるようにすることなどが示されました。
• 本書は、小学校の通常の学級、特別支援学級、通級指導教室を担当したキャリアをもつ筆者が、自身の経験をもとに、学習指導要領改訂のポイントを特別支援教育に焦点を当てて整理し、簡潔に解説するとともに、子どもたちの学びの困難さへの支援として、学校全体で学習環境を整える工夫や、新学習指導要領解説の各教科等編に示された配慮例に対応した授業アイディアなどを、分かりやすくコンパクトにまとめたものです。また、補助資料として、小学校・中学校学習指導要領解説の「障害のある児童（生徒）への配慮についての事項」を抜粋、各教科等で分類・整理しました。
• 子どもたちの障害の状態等に応じた指導をどう工夫したらよいか悩んでいる先生、この本の中に、指導のヒントがきっと見つかります！
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• 目次
• 第1章　学習指導要領改訂のポイント 〜特別支援教育の視点を中心に〜
• 1　児童の障害の状態等に応じた指導の工夫【第1章第4の2の（1）のア】
• （1）指導内容や指導方法の工夫を行う際に大切にしたい視点
• （2）障害のある児童などへの配慮事項
• 2　特別支援学級における特別の教育課程【第1章第4の2の（1）のイ】
• （1）自立活動とは
• （2）下学年代替・知的代替とは
• 3　通級による指導における特別の教育課程【第1章第4の2の（1）のウ】
• （1）特別の教育課程を編成する場合の規定
• （2）効果的な指導を行うために
• 4　個別の教育支援計画や個別の指導計画の作成と活用【第1章第4の2の（1）のエ】
• 5　学校相互間の連携や交流【第1章第5の2のイ】
• 第2章　一人一人の支援ニーズに応えるために
• 〜学校全体で学習環境を整える〜
• 1　個別支援の前に
• （1）教室環境の整備
• （2）学習形態の工夫
• （3）学級のルールの明確化
• （4）分かりやすい指示・発問
• （5）見通しのもてる工夫
• （6）忘れ物を防ぐ工夫
• （7）みんなが認め合い高め合える集団づくり
• 2　本人が抱える様々な困難さを理解しよう！
• （1）校内研修
• （2）校内委員会・ケース検討会
• （3）関係機関との連携
• （4）「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」の活用を実現するために
• （5）「強い力」「得意なこと」を生かそう
• 第3章　特別支援教育の視点を生かした指導アイディア集
• 〜「児童の障害の状態等に応じた指導の工夫」の実践事例〜
• 1　特別支援教育の視点を生かして
• （1）授業のユニバーサルデザイン化を目指して
• （2）授業をユニバーサルデザイン化するために
• 2　指導アイディア集
• （1）国語科
  事例1 文章を目で追いながら音読することが困難な場合
  事例2 特殊音節の読み、流暢な読みが困難な場合
  事例3 漢字仮名交じり文を音読することが困難な場合
  事例4 自分の考えを文章表記して表現することが困難な場合
  事例5 漢字の読みの困難さと注意集中の苦手さから、読書に興味がもてない場合
  事例6 漢字を表記する際に想起することが困難な場合
  事例7 時間内に板書事項をノートに書き写すことが困難な場合
  事例8 文字の細部にまで注意を払い、字形を把握することが困難な場合
  書字の困難さから、書写の授業に興味・関心をもつことが難しい場合
• （2）社会科
  事例9 地図等の資料から必要な情報を見つけ出したり、読み取ったりすることが困難な場合
  事例10 過去の社会的事象に興味・関心をもち学習問題に気付くことが難しい場合
  考える際の視点が定まらず予想を立てることが困難な場合
• （3）算数科
  事例11 文章を読み取り、数量の関係を式を用いて表すことが難しい場合
  事例12 ワーキングメモリの弱さから、簡単な計算を暗算することが難しい場合
  事例13 空間図形のもつ性質を理解することが難しい場合
  事例14 筆算の位をそろえて、正しく計算することが難しい場合
  事例15 複合図形のもつ性質や計算の手順に気付き、見通しをもって面積を求めることが困難な場合
• （4）理科
  事例16 日常使用することが少なく、抽象度の高い言葉の理解が困難な場合
  事例17 自然の事物、現象を観察する活動において、時間をかけて観察することが難しい場合（1）
  事例18 自然の事物、現象を観察する活動において、時間をかけて観察することが難しい場合（2）
• （5）家庭科
  事例19 学習に集中したり、持続したりすることが難しい場合
  事例20 周囲の状況に気が散りやすく、用具を安全に使用することが難しい場合
• （6）体育科
  事例21 複雑な動きをしたり、バランスを取ったりすることに困難がある場合
  事例22 勝ち負けに過度にこだわったり、負けた際に感情を抑えられなかったりする場合
• （7）外国語科
  事例23 「文字→音」変換の困難さにより、単語の発音や読みが困難な場合
• （8）特別の教科 道徳
  事例24 他者との社会的関係の形成に困難がある場合
• （9）特別活動
  事例25 学校行事への参加に対し、強い不安を抱いたり戸惑ったりする場合
  事例26 目に見えないものの理解の困難さから、食品の種類とはたらきの違いに気付いたり、同じ仲間の食品について理解したりすることが難しい場合
  事例27 目に見えないものの理解の困難さから、自分が生まれたときの家族の喜びや自分の成長への願いを理解することが難しい場合
• 第4章　補助資料 児童生徒の障害の状態等に応じた指導の工夫
• 〜小学校・中学校学習指導要領解説：各教科等編に示された配慮例より〜
• ●小学校・中学校：国語編より
  ●小学校・中学校：社会編より
  ●小学校：算数編 中学校：数学編より
  ●小学校・中学校：理科編より
  ●小学校：生活編より
  ●小学校・中学校：音楽編より
  ●小学校：図画工作編 中学校：美術編より
  ●小学校：家庭編 中学校：技術・家庭編より
  ●小学校：体育編 中学校：保健体育編より
  ●小学校：外国語活動・外国語編 中学校：外国語編より
  ●小学校・中学校：特別の教科 道徳編より
  ●小学校・中学校：総合的な学習の時間編より
  ●小学校・中学校：特別活動編より

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