ワクワクしながら子どもが育つ
千葉大学教育学部附属特別支援学校の「遊びの指導」とは
著者名 | 編著:真鍋 健・菅原 宏樹・名取 幸恵 著:千葉大学教育学部附属特別支援学校 |
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ISBNコード | ISBN978-4-86371-676-6 | |
判型/頁 | B5判/148頁 | |
発売日 | 2024年3月15日 | |
定価 |
- 特別支援学校(知的障害)小学部における「遊びの指導」は授業にやりにくさを感じるという現場の声も多い。本書では、千葉大学教育学部附属特別支援学校で長年蓄積された「遊びの指導」の理論と実践を紹介。遊びと学びを両立させた授業づくりをPDCAに沿って解説するほか、実際に使った遊具の数々を例に、そこから引き出せる遊び・そこに含まれる学び・遊具を考案する際のポイントを紹介する。巻末にはQ&A集も収録。指導方法や遊具のバリエーションを理解でき、「遊びの指導」の授業づくりの強い味方となる1冊。
- 目次
- はじめに
- 第1章 特別支援学校の「遊びの指導」とは
- 第1節 学習指導要領による定義
- 1.各教科等を合わせた指導
- 2.遊びの指導
- 第2節 全国的な実施状況
- 1.調査の概要
- 2.調査結果
- (1)返答率・実施率
- (2)実施状況
- 第3節 遊びの指導の成り立ち
- 1.黎明期:昭和37(1962)年頃
- 2.成立期:昭和48(1973)年から平成初期
- 第4節 遊びの指導の課題
- 1.成立直後の議論
- 2.「遊び」と「指導」をどう両立させるか
- 第5節 遊びの指導の意義
- 1.学習指導要領から
- (1)各教科等を合わせた指導を行う意義
- (2)遊びの指導を行う意義
- 2.「発達」の観点から
- 3.「幼年期」という時期か
- コラム(1) 発達障害児の遊び、学童期段階の遊びの重要性
- 第2章 「遊びの指導」の授業づくり −千葉大附属の実践から−
- 第1節 千葉大附属の遊びの指導の「これまで」
- 1.成立期の試行錯誤:昭和53(1978)〜平成2(1990)年頃
- (1)授業ごとに「遊び」についての考え方は、まだばらばら
- (2)「みんなで遊ぼう」…でも遊びを発展させるために積極的介入が必要
- 2.安定的な実施に向けた指針作り:1990 年代後半〜 2010 年代前半
- 3.「学び」を見るための模索:2010 年代中頃以降
- (1)スキル重視の教育観の導入…でも上手くいかず
- (2)「遊びを重視し、その結果生まれる学びを見取る」教育観の確立
- 第2節 千葉大附属の遊びの指導の「いま」
- 1.授業を行う上での心構え
- 2.授業の基本的な形
- 第3節 授業づくりの実際−PDCA サイクルに沿って−
- 1.P(計画):構想と場づくり
- (1)遊びの指導の年間計画
- (2)単元を構想しよう
- (3)安全面を考えよう
- (4)一つの単元ができるまで
- 2.D(実施):授業中の教師の振る舞い
- (1)子どもの主体的な遊びを支えるための教師の振る舞い
- (2)遊びの指導ではねらいについてどう考える?
- (3)自由遊びでの教師の振る舞い
- (4)設定遊び−教師が主導する活動−
- (5)実際の授業の中での教師の動き
- 3.C(記録・評価):遊びと学びを記録・評価する
- (1)記録と評価のポイント
- (2)子どもの様子を「ありのまま」記録しよう−「遊びの記録表」の作成−
- (3)エピソードを評価しよう−「遊びの中での学び表」の作成−
- (4)実際の単元の中での「記録・評価」
- 4.A(改善):授業を振り返る
- (1)授業中の改善
- (2)単元中の授業の改善
- (3)単元ごとの改善
- コラム(2) 遊びの中の学び- 主体性と社会・情動的発達から-
- 第3章 「遊びの指導」の実践を導くための「組織づくり」とは
- 第1節 なぜ「組織」に注目する必要があるのか
- 1.「研究校だからうまくできるんでしょ」はウソ?ホント?
- 2.教師同士の共通認識
- 3.複数の教師で実践のPDCA サイクルを回す:組織構造論をヒントに
- 第2節 複数の教師で実践のPDCA サイクルを回すための工夫:取り組みの紹介
- 1.日頃の情報共有・意思疎通を円滑に:「遊びの記録表」の活用
- (1)なぜ、いつから始めた?
- (2)遊びの記録表とは何か、どうやって使用する?
- (3)実際に使用してみて
- (4)遊びの記録表が教師に与えた影響
- 2.「子どもと遊び」のつながりを皆で考える:設定遊びの検討会議
- (1)なぜ、いつから始めた?
- (2)どうやって行う?
- (3)実際に行ってみて
- (4)設定遊びの検討会議が教師に与えた影響
- 3.一瞬一瞬の表情を皆で議論:安心度ー夢中度のカンファレンス(SICS)
- (1)なぜ、いつから始めた?
- (2)SICS とは何か
- (3)実際に行ってみて
- (4)SICS が教師に与えた影響
- コラム(3) 遊びと環境
- 第4章 遊具集・事例集
- 第1節 遊具集
- 1.おままごとコーナー
- 2.道
- 3.砂場
- 4.新聞紙・緩衝材プール+滑車リフト、パラシュート
- 5.ダンスTV+ ステージ
- 第2節 事例集
- 事例1 場の端で一人遊びをするA さんが皆と同じ場で遊ぶようになるまで
- 事例2 場をぐるぐる回っているB さんは何を考えて遊んでいる?
- 事例3 歩行が安定的だったC さんが、遊びを通して多様な身体の動きを経験し学んで
- いったプロセス
- コラム(4) 音楽教育における即興的で応答的な音遊び
- コラム(5) 知的障害児の遊びとその指導
- 第5章 「遊びの指導」Q & A
- Q1 遊び場の中で、決められているルールはありますか?
- どうやって子どもに伝えていますか?
- Q2 子どもは、どうやって授業の振り返りを行っていますか?
- Q3 高学年まで遊びの指導を行うメリットやデメリットはありますか?
- Q4 授業にBGM は使っていますか?
- Q5 単元中、場に出している遊具を変えていますか?
- Q6 教師はどのような体制で授業に入っていますか?
- 子どもについていますか?それとも場についていますか?
- Q7 遊びの指導では何を授業の指導目標にしていますか?
- Q8 遊びの指導と各教科・領域との関係はどうなっていますか?
- Q9 同じ遊具、同じ遊び方を続ける子どもについて、どう考え、対応していますか?
- Q10 自由遊びの途中で設定遊びを行っているのはなぜですか?
- コラム(6) 自立活動の指導と「遊び」の活用
- コラム(7) 北欧の学校と療育
- おわりに
新刊書籍
Information
- 【イベント】
- キャリア発達支援研究会
お問合せが続いているので申し込み期限を延長します。検討中のみなさんお急ぎください!
(ただし、16日以降は若干の制限があることをご了承くださいませ) - 【TV放送】
- 『はるの空』の著者、聴覚障害者の春日晴樹さんとその家族が 10/26(土)21時30分〜Eテレ「阿佐ヶ谷アパートメント」 に出演します。
- 【イベント】
- 春日晴樹さんが9/ 21(土)にHTB北海道テレビのイベントでトークショー。『はるの空』も販売。
- 【TV放送】
- はるの空 聞こえなくても、できるんだよ『はるの空』の著者、春日晴樹さんのドキュメンタリー(日本テレビ9月1日(日)24:55〜ほか)。
- 【イベント】
- 日本育療学会第28回学術集会2024.8/10(土)開催
- 【イベント】
- キャリア発達支援研究会 12回年次大会(青森)2024.11/30・12/1(土日)開催
- 【イベント】
- 第49回 淑徳大学 発達臨床研修セミナー2024.8/3・4日(土日)開催
- 【TV放送】(YouTubeも配信)
- テレメンタリー2024「世界一きれいな言葉」全国放送!
『はるの空』の著者、春日晴樹さんのドキュメントです。「手話」のこと理解できます。
テレビ朝日2/3(土)午前4:50~、朝日放送テレビ2/4(日)午前4:50~、北海道テレビ放送2/4(日)午前10:30~ - 【イベント】
- 第48回 淑徳大学 発達臨床研修セミナーが2023年8月5・6日(土・日)に開催されます。
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肢体不自由教育2023年259号
『発達に遅れがある子どものためのお金の学習』
『特別支援教育における学校・教員と専門家の連携』
『かゆいところに手が届く重度重複障害児教育』
書評が掲載されました。 - 『発達に遅れがある子どものためのお金の学習』
『特別支援教育における学校・教員と専門家の連携』
『かゆいところに手が届く重度重複障害児教育』 -
週刊教育資料 第1691号2023年2月20日号
『発達障害・知的障害のある子どものSNS利用ガイド』の書評が掲載されました。 - 『発達障害・知的障害のある子どものSNS利用ガイド』
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点字毎日新聞 第1251号
『視覚障害のためのインクルーシブアート学習』の記事が掲載されました。 - 『視覚障害のためのインクルーシブアート学習』
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肢体不自由教育2023年258号
『障害の重い子供のための 各教科の授業づくり』書評が掲載されました。 - 『障害の重い子供のための 各教科の授業づくり』
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週間教育資料2023年1月16日 No.1687
『大人の発達障害 「自分を知ること」「人に伝えること」』書評が掲載されました。 - 『大人の発達障害 「自分を知ること」「人に伝えること」』
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理科教室2月号 vol.818
(2023年02月01日発行)
『中学・高校物理の学びに役立つ実験集』盲学校の物理実験の工夫と生徒を育む授業として記事が掲載されました。 - 『中学・高校物理の学びに役立つ実験集』
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月刊人材ビジネス vol.438 (発売日2023年01月01日) 『労使関係法の理論と実務』
人材ビジネス関係者にお勧めの一冊として記事が掲載されました。 - 『労使関係法の理論と実務』
- 北羽新報 2022.9.13
山口新聞 2022.9.19
『はるの空』春日さん夫婦の民泊運営についての記事が掲載されました。 - 『はるの空』
- 肢体不自由教育2022.257号
『障害の重い子どもの授業づくり 最終章』 の書評が掲載されました。 - 『障害の重い子どもの授業づくり 最終章』
- 肢体不自由教育2022.256号
『自立活動ハンドブック第1巻〜第3巻』『障害のある子供の教育支援の手引』 の書評が掲載されました。 - 『自立活動ハンドブック第1巻』
『障害のある子供の教育支援の手引』 - 肢体不自由教育2022.255号
『インクルーシブ教育システムを進める10の実践』 『知的障害教育における「学びをつなぐ」キャリアデザイン』 の書評が掲載されました。 - 『インクルーシブ教育システムを進める10の実践』
『知的障害教育における「学びをつなぐ」キャリアデザイン』 - NHK総合(全国放送)「空知くん 3歳 〜空知の声は聞こえなくても〜」
本放送 4月1日(金) 午後7時30分-
再放送 4月2日(土) 午前10時55分-
『はるの空』の春日さんの家族を追ったドキュメント番組が放送されます。聴覚に障害のある両親と3歳の息子空知くんの成長記録です。 - 『はるの空』
- 特別支援教育研究2022年4月号『キャリア発達支援研究8 いま、対話でつなぐ願いと学び』の 書評が掲載されました。
- 『キャリア発達支援研究8 いま、対話でつなぐ願いと学び』
- 実践みんなの特別支援教育2022年4月号 『知的障害教育における「学びをつなぐ」キャリアデザイン』の 書評が掲載されました。
- 『知的障害教育における「学びをつなぐ」キャリアデザイン』
- 肢体不自由教育2022.254号 『インクルーシブ教育システム時代の就学相談・転学相談』の書評が掲載されました。
- 『インクルーシブ教育システム時代の就学相談・転学相談』
- 上毛新聞文化欄 2022.3.1
『視覚障害のためのインクルーシブアート学習』の記事が掲載されました。 - 『視覚障害のためのインクルーシブアート学習』
- あとはとき第13号『視覚障害教育入門Q&A 新訂版』 の書評が掲載されました。
- 『新訂版 視覚障害教育入門Q&A』
- 琉球新報2022.3.3
『はるの空』春日さんの講演についての記事が掲載されました。 - 『はるの空』
- 特別支援教育研究NO.775
(令和4年3月発行) 図書紹介 - 『知的障害教育の「教科別の指導」と「合わせた指導」』
- NHK総合(全国放送)「空知くん3歳―心と心で会話する親子―」 11月24日(水)の放送で『はるの空』の春日さん親子が放映されました。
- 『はるの空』
- 肢体不自由教育252号
(令和3年11月発行) 図書紹介 - 『みんなにやさしい授業の実践』
- 特別支援教育研究10月号
(東洋館出版社)図書紹介 - 重度・重複障害児の学習とは?
- 特別支援教育研究10月号
(東洋館出版社)図書紹介 - これ一冊でわかる「教育相談」
- 北日本新聞 9/5 記事
- はるの空
- 特別支援教育研究9月号
(東洋館出版社) - 『今日からできる! 小学校の交流及び共同学習』
- 特別支援教育研究9月号
(東洋館出版社) - 『教材知恵袋 自立活動編』
- 埼玉新聞2021.8.6
- 『私たちが命を守るためにしたこと』の記事が掲載されました。
- TBSラジオ「人権TODAY」(土曜日8時20分〜)、7月3日の放送で、
- 『私たちが命を守るためにしたこと』の本が取り上げまれます。
- 肢体不自由教育250号
(日本肢体不自由児協会) - 文字・文章の読み書き指導
- 4/13号 あさひかわ新聞 記事
- はるの空
- 4/6 北海道新聞 記事
- はるの空
- 3/13 美瑛新聞 記事
- はるの空
- 実践みんなの特別支援教育4月号(学研教育みらい)
図書紹介 - 特別なニーズ教育の基礎と方法
- 肢体不自由教育249号
図書紹介 - 授業力向上シリーズNo.8 遠隔教育・オンライン学習の実践と工夫
- 特別支援教育研究3月号
(東洋館出版社)763号
図書紹介 - キャリア発達支援研究7 思いと向き合い可能性を紡ぐキャリア教育
- 実践障害児教育2021年2月号
(学研教育みらい) - カリキュラム・マネジメントで子どもが変わる!学校が変わる!
- 肢体不自由教育248号
(日本肢体不自由児協会) - 特別支援教育のカリキュラム・マネジメント
- 肢体不自由教育247号
(日本肢体不自由児協会) - 子ども主体の子どもが輝く授業づくり3
- 10/8産経新聞 記事
- 社会参加をみすえた自己理解
- 10/6大阪日日新聞 記事
- 社会参加をみすえた自己理解
- 肢体不自由教育246号
(日本肢体不自由児協会) - 特別支援教育のステップアップ指導方法100
- 肢体不自由教育246号
(日本肢体不自由児協会) - 「自立活動の指導」のデザインと展開
- 教育家庭新聞8/3号
- 特別支援教育の基礎・基本 2020
- 実践障害児教育8月号
(学研教育みらい) - 今日からできる! 発達障害通級指導教室
- 実践障害児教育7月号
(学研教育みらい) - 知的・発達障害のある子のプログラミング教育実践
- 特別支援教育研究6月号
(東洋館出版社) 図書紹介 - 「自立活動の指導」のデザインと展開
- 肢体不自由教育245号
(日本肢体不自由児協会) - 適切行動支援 PBSスタディパック
- 特別支援教育研究3月号(東洋館出版社) 図書紹介
- キャリア発達支援研究 6
- トーハン週報`20 2/3号
- スマホに振り回される子 スマホを使いこなす子
- 西日本新聞 熊本県版朝刊
- 思春期の子どものこころがわかる25のQ&A
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