1000の子どもに1000の可能性
民間人校長の子どもの可能性を開く授業づくり
著者名 | 横山芳春 | |
---|---|---|
ISBNコード | ISBN978-4-921124-82-3 C3037 | |
判型/頁 | A5判/240頁 | |
発売日 | 2007年12月発売 | |
定価 |
- 教育現場に広がる惰性に向けての強い刺激策となった“民間人校長”。沖縄初の民間人校長が那覇市立宇栄原小学校で取り組んだのは、「授業を軸とした学校改革」「芸術で子どもの可能性を開花する」「環境教育子どもが変われば、地域が変わる」。一筋縄ではいかない学校現場の壁を打ち壊し、子どもの可能性を開くことを求め続けた情熱の3年間がここに。
- ご案内
- 那覇市立宇栄原小学校での情熱の3年間
- 沖縄初民間人校長による子どもの心を開く学校づくり
- 1 授業を軸とした学校改革
- 2 芸術で子どもの可能性を開花する
- 3 環境教育子どもが変われば、地球が変わる
- 平成16年4月、沖縄県にとって初めての民間人校長が那覇市宇栄原小学校に赴任した。
横山校長が学校づくりのモットーとしたのが、この本の題名にもなった「1000の子どもに1000の可能性」。 - 子どもたち一人一人の可能性を開くために、質の高い授業を行う。そのために実施された研究授業、講師招聘研修会などの取り組み。
- しかし、学校現場には“授業中心の学校づくり”という、当たり前のことを行うのにも壁があった。横山校長と勇気ある教師たちは、その情熱でひとつひとつの壁を壊していった。
- 既成の教育現場に広がる惰性に向けての強い刺激策となった「民間人校長 横山芳春」。一筋縄ではいかない学校現場の中で、子どもの可能性を開くことを求め続けた、横山氏の尽きることのない情熱の3年間!
- 「はじめに」より
- 廊下を歩いていると子どもたちが口々に受けたばかりの授業の話をしている。「川嶋環先生と算数の勝負をしたよ」「横須賀薫先生と詩の授業で闘ったよ」「全員で先生の考えに対抗したんだけど、最後は横須賀先生の考えに納得したんだ・・・」。
- 沖縄県初の民間人校長として宇栄原小学校に赴任したのが平成16年。多くの賛同者を得て子どもたちの可能性を開いていく仕事にまい進している。わたしたちが努力をすればするほど、子どもたちは応えてくれる。子どもたちが、自らの可能性を開き成長していく姿は美しい。幾度そのような美しさに出会い、感動してきたことだろうか。学校現場に身を投じたことを本当によかったと思う。
- 3年間の学校づくりを多くの方々と分かち合いたい。
- 目次
- 第1章 民間人校長になるまで
- 1000の子どもに1000の可能性
- 校長になりたいと思った理由
- 西江重勝先生との運命的な出会い
- 明確な教育目標を持って臨む―1000の子どもに1000の可能性―
- すべての教師が質の高い授業をするために
- 行事は子どもの可能性を開花させる
- 芸術教育について
- これからの必然、環境教育
- 事務作業の軽減
- 子どもたちを忙しくしてはいけない
- 新教頭 宮城和也さんを訪ねる
- 沖縄県の支援
- 所信表明と10の方針
- 第2章 民間人校長から見た学校・教師の不思議
- 教育目標を意識しない教師
- 人の話を効けない教師
- 学校における会議の非効率
- 学校文化が学校づくりの邪魔をする
- 学級担任をしたくない教師
- 教えない教師
- 教師同士の信頼関係は飲み会でつくるものではない
- 管理職は職員の意見を聞かない?
- 「忙しい」、「急だ」と教師によって断られた授業
- 教師からの2大反対理由「話が急だ、今は忙しい」
- 隣接校選択制と校長任期―校長任期2、3年ではなにもできない(オランダ)
- 学校づくりのビジョン
- 二学期制で生まれる時間の有効利用
- 反省会のための反省会
- 教師の分かれ道
- 人事異動のバランス
- 学校人事についてわたしの意見と、反対意見
- 他人の足を引っ張る教師
- 子どもの落ち着きは授業でつくる
- 権威の失墜を恐れる教師
- 同僚が評価されることを嫌う教師
- 頑張る教師たち
- 教師よ、三権の長になるな
- 困った教師像
- いじめで学校が混乱
- 勇気ある教師たち
- 教師たちとの対話―信頼関係をつくるために/クーデター勃発で地固まる?
- 第3章 宇栄原小学校に赴任、そして1年目の取り組み
- 平成16年4月〜平成17年3月
- 第4章 2年目の取り組み、表現活動で心を開く子どもたち
- 平成17年4月〜平成18年3月
- 第5章 3年目の取り組み 葛藤は越えられるか
- 平成18年4月〜平成19年3月
- 第6章 環境教育への取り組み
- 3年生と「NPO法人沖縄海と渚保全会」―沖縄の海のごみ
- 4年生と「アースの会」―環境問題を考える
- 5年生と「沖縄リサイクル運動市民の会」―環境問題を考える買い物ゲーム
- 6年生と沖縄大学―学校版ISO14001
- くいまーるプロジェクット―環境学習への取り組み
- 給食エコ・エコ大作戦
- 環境教育内部会議
- 学校版ISO14001外部審査会
- 環境教育、新年度の支援態勢
- 環境教育で特色ある学校づくり
- 買い物ゲーム講師養成研修
- アースウォーカー ポール・コールマン来校
- 子どもの作文「総合学習で学んだこと」
- 職員干潟観察会
- ワークショップ―500人の宇宙船
- 「500人の宇宙船」子どものプレゼンテーション
- エコ修学旅行
- 子どもの学力を伸ばす取組発表会(那覇市学力向上対策発表会)
- 環境教育の浸透
- 卒業生来校―「生徒会で環境のことに取り組みたい」
- 環境教育座談会
- 環境教育予算
- 環境教育と授業
- 修学旅行とごみ
- 4年の環境教育
- エコ修学旅行とは何か
- 学校版ISO14001
- 授業「持続可能なエネルギー」について子どもたちの感想文
- 牛乳パックの売り上げ
- 環境教育の情報交換
- キャロルさんの分析
- 学校版ISO引継ぎ式
- 3年間、環境授業を実施して
- 第7章 3年間の挑戦、そしてその先へ
- 「授業で子どもを育てる」(授業を軸とした学校改革)
- 芸術教育(行事)の重要性
- 環境教育で市民性を育てる―子どもが変わると家庭が変わる。家庭が変わると地域が変わる
- 3年間を振り返って
- 解説 横須賀薫・狩野浩二
新刊書籍
Information
- 【イベント】
- キャリア発達支援研究会
お問合せが続いているので申し込み期限を延長します。検討中のみなさんお急ぎください!
(ただし、16日以降は若干の制限があることをご了承くださいませ) - 【TV放送】
- 『はるの空』の著者、聴覚障害者の春日晴樹さんとその家族が 10/26(土)21時30分〜Eテレ「阿佐ヶ谷アパートメント」 に出演します。
- 【イベント】
- 春日晴樹さんが9/ 21(土)にHTB北海道テレビのイベントでトークショー。『はるの空』も販売。
- 【TV放送】
- はるの空 聞こえなくても、できるんだよ『はるの空』の著者、春日晴樹さんのドキュメンタリー(日本テレビ9月1日(日)24:55〜ほか)。
- 【イベント】
- 日本育療学会第28回学術集会2024.8/10(土)開催
- 【イベント】
- キャリア発達支援研究会 12回年次大会(青森)2024.11/30・12/1(土日)開催
- 【イベント】
- 第49回 淑徳大学 発達臨床研修セミナー2024.8/3・4日(土日)開催
- 【TV放送】(YouTubeも配信)
- テレメンタリー2024「世界一きれいな言葉」全国放送!
『はるの空』の著者、春日晴樹さんのドキュメントです。「手話」のこと理解できます。
テレビ朝日2/3(土)午前4:50~、朝日放送テレビ2/4(日)午前4:50~、北海道テレビ放送2/4(日)午前10:30~ - 【イベント】
- 第48回 淑徳大学 発達臨床研修セミナーが2023年8月5・6日(土・日)に開催されます。
-
肢体不自由教育2023年259号
『発達に遅れがある子どものためのお金の学習』
『特別支援教育における学校・教員と専門家の連携』
『かゆいところに手が届く重度重複障害児教育』
書評が掲載されました。 - 『発達に遅れがある子どものためのお金の学習』
『特別支援教育における学校・教員と専門家の連携』
『かゆいところに手が届く重度重複障害児教育』 -
週刊教育資料 第1691号2023年2月20日号
『発達障害・知的障害のある子どものSNS利用ガイド』の書評が掲載されました。 - 『発達障害・知的障害のある子どものSNS利用ガイド』
-
点字毎日新聞 第1251号
『視覚障害のためのインクルーシブアート学習』の記事が掲載されました。 - 『視覚障害のためのインクルーシブアート学習』
-
肢体不自由教育2023年258号
『障害の重い子供のための 各教科の授業づくり』書評が掲載されました。 - 『障害の重い子供のための 各教科の授業づくり』
-
週間教育資料2023年1月16日 No.1687
『大人の発達障害 「自分を知ること」「人に伝えること」』書評が掲載されました。 - 『大人の発達障害 「自分を知ること」「人に伝えること」』
-
理科教室2月号 vol.818
(2023年02月01日発行)
『中学・高校物理の学びに役立つ実験集』盲学校の物理実験の工夫と生徒を育む授業として記事が掲載されました。 - 『中学・高校物理の学びに役立つ実験集』
-
月刊人材ビジネス vol.438 (発売日2023年01月01日) 『労使関係法の理論と実務』
人材ビジネス関係者にお勧めの一冊として記事が掲載されました。 - 『労使関係法の理論と実務』
- 北羽新報 2022.9.13
山口新聞 2022.9.19
『はるの空』春日さん夫婦の民泊運営についての記事が掲載されました。 - 『はるの空』
- 肢体不自由教育2022.257号
『障害の重い子どもの授業づくり 最終章』 の書評が掲載されました。 - 『障害の重い子どもの授業づくり 最終章』
- 肢体不自由教育2022.256号
『自立活動ハンドブック第1巻〜第3巻』『障害のある子供の教育支援の手引』 の書評が掲載されました。 - 『自立活動ハンドブック第1巻』
『障害のある子供の教育支援の手引』 - 肢体不自由教育2022.255号
『インクルーシブ教育システムを進める10の実践』 『知的障害教育における「学びをつなぐ」キャリアデザイン』 の書評が掲載されました。 - 『インクルーシブ教育システムを進める10の実践』
『知的障害教育における「学びをつなぐ」キャリアデザイン』 - NHK総合(全国放送)「空知くん 3歳 〜空知の声は聞こえなくても〜」
本放送 4月1日(金) 午後7時30分-
再放送 4月2日(土) 午前10時55分-
『はるの空』の春日さんの家族を追ったドキュメント番組が放送されます。聴覚に障害のある両親と3歳の息子空知くんの成長記録です。 - 『はるの空』
- 特別支援教育研究2022年4月号『キャリア発達支援研究8 いま、対話でつなぐ願いと学び』の 書評が掲載されました。
- 『キャリア発達支援研究8 いま、対話でつなぐ願いと学び』
- 実践みんなの特別支援教育2022年4月号 『知的障害教育における「学びをつなぐ」キャリアデザイン』の 書評が掲載されました。
- 『知的障害教育における「学びをつなぐ」キャリアデザイン』
- 肢体不自由教育2022.254号 『インクルーシブ教育システム時代の就学相談・転学相談』の書評が掲載されました。
- 『インクルーシブ教育システム時代の就学相談・転学相談』
- 上毛新聞文化欄 2022.3.1
『視覚障害のためのインクルーシブアート学習』の記事が掲載されました。 - 『視覚障害のためのインクルーシブアート学習』
- あとはとき第13号『視覚障害教育入門Q&A 新訂版』 の書評が掲載されました。
- 『新訂版 視覚障害教育入門Q&A』
- 琉球新報2022.3.3
『はるの空』春日さんの講演についての記事が掲載されました。 - 『はるの空』
- 特別支援教育研究NO.775
(令和4年3月発行) 図書紹介 - 『知的障害教育の「教科別の指導」と「合わせた指導」』
- NHK総合(全国放送)「空知くん3歳―心と心で会話する親子―」 11月24日(水)の放送で『はるの空』の春日さん親子が放映されました。
- 『はるの空』
- 肢体不自由教育252号
(令和3年11月発行) 図書紹介 - 『みんなにやさしい授業の実践』
- 特別支援教育研究10月号
(東洋館出版社)図書紹介 - 重度・重複障害児の学習とは?
- 特別支援教育研究10月号
(東洋館出版社)図書紹介 - これ一冊でわかる「教育相談」
- 北日本新聞 9/5 記事
- はるの空
- 特別支援教育研究9月号
(東洋館出版社) - 『今日からできる! 小学校の交流及び共同学習』
- 特別支援教育研究9月号
(東洋館出版社) - 『教材知恵袋 自立活動編』
- 埼玉新聞2021.8.6
- 『私たちが命を守るためにしたこと』の記事が掲載されました。
- TBSラジオ「人権TODAY」(土曜日8時20分〜)、7月3日の放送で、
- 『私たちが命を守るためにしたこと』の本が取り上げまれます。
- 肢体不自由教育250号
(日本肢体不自由児協会) - 文字・文章の読み書き指導
- 4/13号 あさひかわ新聞 記事
- はるの空
- 4/6 北海道新聞 記事
- はるの空
- 3/13 美瑛新聞 記事
- はるの空
- 実践みんなの特別支援教育4月号(学研教育みらい)
図書紹介 - 特別なニーズ教育の基礎と方法
- 肢体不自由教育249号
図書紹介 - 授業力向上シリーズNo.8 遠隔教育・オンライン学習の実践と工夫
- 特別支援教育研究3月号
(東洋館出版社)763号
図書紹介 - キャリア発達支援研究7 思いと向き合い可能性を紡ぐキャリア教育
- 実践障害児教育2021年2月号
(学研教育みらい) - カリキュラム・マネジメントで子どもが変わる!学校が変わる!
- 肢体不自由教育248号
(日本肢体不自由児協会) - 特別支援教育のカリキュラム・マネジメント
- 肢体不自由教育247号
(日本肢体不自由児協会) - 子ども主体の子どもが輝く授業づくり3
- 10/8産経新聞 記事
- 社会参加をみすえた自己理解
- 10/6大阪日日新聞 記事
- 社会参加をみすえた自己理解
- 肢体不自由教育246号
(日本肢体不自由児協会) - 特別支援教育のステップアップ指導方法100
- 肢体不自由教育246号
(日本肢体不自由児協会) - 「自立活動の指導」のデザインと展開
- 教育家庭新聞8/3号
- 特別支援教育の基礎・基本 2020
- 実践障害児教育8月号
(学研教育みらい) - 今日からできる! 発達障害通級指導教室
- 実践障害児教育7月号
(学研教育みらい) - 知的・発達障害のある子のプログラミング教育実践
- 特別支援教育研究6月号
(東洋館出版社) 図書紹介 - 「自立活動の指導」のデザインと展開
- 肢体不自由教育245号
(日本肢体不自由児協会) - 適切行動支援 PBSスタディパック
- 特別支援教育研究3月号(東洋館出版社) 図書紹介
- キャリア発達支援研究 6
- トーハン週報`20 2/3号
- スマホに振り回される子 スマホを使いこなす子
- 西日本新聞 熊本県版朝刊
- 思春期の子どものこころがわかる25のQ&A
Pick Up
ご注文
Online Shop
Link
QRコード
- 当サイトはスマートフォンに対応しております。
-
X(Twitter)