大学と日本の国際化 知的国際貢献の試み

大学と日本の国際化

知的国際貢献の試み

著者名 千葉大学法経学部教授 阿部清司
ISBNコード ISBN4-921124-32-9 C3037
判型/頁 A5判/372頁
発売日 2004年11月発売
定価
日本の社会の内なる国際化は進んでいるのだろうか、大学の国際化で本当に大切なのは何であろうか、学生が企業の求める人材になるにはどうしたら良いか。まるドメ(まるでドメスティック)な社会から国際化先進国を目指すために、実践を通してこれらの質問に答えようとするのが本書である。

  • はじめに
  • 大学の国際交流は、研究者交流と留学生交流からなり、知的国際貢献にあたる。そのささやかな試みが本書で紹介されている。そもそも、日本は、国際化において、先進国だろうか。日本の社会で内なる国際化は進んでいるのだろうか。日本人の心は異文化に対して開かれているのだろうか。日本の大衆メディアは国際理解を助長しているだろうか?
  • 諸外国と比べて日本の大学の国際化はどうであろうか。国費留学生はみな新日家になるであろうか。教育の国際化や国際理解教育において、国立大学はどれほど進化してきただろうか。私立大学のように、国立大学は国際化において進んでいるだろうか。大学の国際化で本当に大切なのは何であろうか。教員は昔のように自分の研究に閉じこもっていれば良いのであろうか。学生は数年すれば社会人になるが、企業の求める人材になるにはどうしたら良いか―。
  • 実践を通してこれらの質問に答えようとするのが本書である。答えを読者と共に探ることは21世紀においてますます重要である。外国や異文化との接触が増え、知的国際貢献や大学における国際交流の大切さが増加するからである。
  •  
  • 著者の言葉
  • 大学や日本の国際化に関心を持つ人に参考にして欲しい
  • 開放的な諸外国はますます国際化しているが、日本は取り残されている。大学の国際化や日本の国際化が叫ばれて久しいが、まるドメの体質は変わっていない。日本の常識は世界の非常識であるが、それに取り組む人は少ない。国際理解教育に関する本は日本では意外に少ない。グローバリゼーション時代は日本の大学や社会の開放性を求めているが、目立った全体的な動きはない・・・。なぜであろうか? このままで良いのであろうか? そういう疑問を抱く人々は多く、そのために書かれたのが本書である。
  • 研究や教育における国際化や国際理解に関心を持つ全国の大学の関係者は本書からヒントを得ることができるであろう。本書がそういう方々の試行錯誤を減らす助けになれば幸いである。後継者のマニュアルになれば幸甚である。
  • 本書は学生や若い人に読んでもらいたい
  • 本書の第3章は社会人の卵である学生のために書かれている。「学生への20の要望」や「参加者のきらりと光る観察」に多くの学生たちは共鳴するであろう。就職を数年後に控えた学生を本書は意識している。「資格や成績が全てではない」と求人側は言うが、企業が求めるのはどういう人材であろうか?
  • 第3章は「人の生き方」を語っており、次の世代を担う若い人々の参考になるであろう。大学の4年間や卒業後の人生に役立つ指針を含んでいる。無気力に見える若者をも考慮に入れており、参考にする若者が一人でもいれば喜ばしい。
  •  
  • 推薦の言葉
  • 敬愛大学学長 小田英郎 氏
  • 大学にとって国際化ははるか以前からの急務であるのに、その取り組みは遅々として進まない。それは日本の大学の体質の問題でもあるが、日本社会の国際化がなかなか進まないことにも原因があろう。これではいけない。どうしたらこうした状況を打破できるか? こうした危機意識、問題意識をもつ人々、とくに大学の教職員、学生諸君に是非一読を勧めたい。
  • 千葉大学法経学部経済学科長 野村芳正 氏
  • 本書は千葉大学法経学部における国際化実践の記録でもある。本学部が舞台となっているが、内容はかなり普遍的であり、他の国立大学や私立大学にも参考になるであろう。日本の社会の国際化の後れにも言及している。これから大学人として国際化を図ろうという方にとって多くの示唆を含んでおり、是非一読を進めたい。
  •  
  • 目次
  • 第1章 CHIBAMA (日米共同研究)
  • 第1節 各年度の経緯
  • 第2節 3年間の総括(一応の成功、良かった点、悪かった点、出版までの紆余曲折)
  • 第2章 CHIBAMI (英語による2週間集中コース「日本経済論」)
  • 第1節 先立つ教授交換プログラム
  • 第2節 BAMA COURSE(後のCHIBAMI)の発端と経緯
  • 第3節 10の特長
  • 第4節 評価(外部評価、新聞記事、参加者による評価、ホストファミリーによる評価)
  • 第5節 今なお直面する問題
  • 第6節 CHIBAMI 12年間の内情(雑務と喜び、貧しい国からの参加の断念)
  • 第7節 J-PACとの比較
  • 第8節 大切なのは数よりも質
  • 第3章 IFS(国際フィールド・スタディ)
  • 第1節 概要と目的(IFSの趣意、4つの目的と実行)
  • 第2節 発端と経緯
  • 第3節 充実したインドネシア研修(良かった点、悪かった点)
  • 第4節 参加者のきらりと光る観察
  • 第5節 学生(数年後の社会人)への20の要望・・・学生の生き方
  • 第6節 改善すべき6つの問題点と後継者への20のアドバイス・・・教員のあり方(改善すべき6つの問題点、後継者への20のアドバイス・・・教員のあり方、学生参加型授業の勧め)
  • 付録 エビをめぐる国際的内情
  • 第4章 日本の国際化と国立大学
  • 第1節 大学における知的貢献
  • 第2節 日本人学生の留学の容易化
  • 第3節 「まるドメ」(まるでダメな日本の社会)(自動詞としての国際化、内なる国際化とその反動、「まるドメ」の社会、留学生と日本人の接触、文化の対外開放度において日本は49位〔最下位〕、留学生の日本人学生化)
  • 第4節 大学と国際化(留学生の10万人突破と「中文学私」、日本の大学は誰のためにあるのか、なぜ留学生との交流が進まないのか、大学の国際化の3つの尺度と現状、先行する私立大学、国立大学と私立大学の違い、大学の教員のあるべき姿、新渡戸稲造の教育方針)

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第48回 淑徳大学 発達臨床研修セミナーが2023年8月5・6日(土・日)に開催されます。
肢体不自由教育2023年259号
『発達に遅れがある子どものためのお金の学習』
『特別支援教育における学校・教員と専門家の連携』
『かゆいところに手が届く重度重複障害児教育』
書評が掲載されました。
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『特別支援教育における学校・教員と専門家の連携』
『かゆいところに手が届く重度重複障害児教育』
週刊教育資料 第1691号2023年2月20日号
『発達障害・知的障害のある子どものSNS利用ガイド』の書評が掲載されました。
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点字毎日新聞 第1251号
『視覚障害のためのインクルーシブアート学習』の記事が掲載されました。
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肢体不自由教育2023年258号
『障害の重い子供のための 各教科の授業づくり』書評が掲載されました。
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週間教育資料2023年1月16日 No.1687
『大人の発達障害 「自分を知ること」「人に伝えること」』書評が掲載されました。
『大人の発達障害 「自分を知ること」「人に伝えること」』
理科教室2月号 vol.818
(2023年02月01日発行)
『中学・高校物理の学びに役立つ実験集』盲学校の物理実験の工夫と生徒を育む授業として記事が掲載されました。
『中学・高校物理の学びに役立つ実験集』
月刊人材ビジネス vol.438 (発売日2023年01月01日) 『労使関係法の理論と実務』
人材ビジネス関係者にお勧めの一冊として記事が掲載されました。
『労使関係法の理論と実務』
北羽新報 2022.9.13
山口新聞 2022.9.19
『はるの空』春日さん夫婦の民泊運営についての記事が掲載されました。
『はるの空』
肢体不自由教育2022.257号
『障害の重い子どもの授業づくり 最終章』 の書評が掲載されました。
『障害の重い子どもの授業づくり 最終章』
肢体不自由教育2022.256号
『自立活動ハンドブック第1巻〜第3巻』『障害のある子供の教育支援の手引』 の書評が掲載されました。
『自立活動ハンドブック第1巻』
『障害のある子供の教育支援の手引』
肢体不自由教育2022.255号
『インクルーシブ教育システムを進める10の実践』 『知的障害教育における「学びをつなぐ」キャリアデザイン』 の書評が掲載されました。
『インクルーシブ教育システムを進める10の実践』
『知的障害教育における「学びをつなぐ」キャリアデザイン』
NHK総合(全国放送)「空知くん 3歳 〜空知の声は聞こえなくても〜」
本放送 4月1日(金) 午後7時30分-
再放送 4月2日(土) 午前10時55分-
『はるの空』の春日さんの家族を追ったドキュメント番組が放送されます。聴覚に障害のある両親と3歳の息子空知くんの成長記録です。
『はるの空』
特別支援教育研究2022年4月号『キャリア発達支援研究8 いま、対話でつなぐ願いと学び』の 書評が掲載されました。
『キャリア発達支援研究8 いま、対話でつなぐ願いと学び』
実践みんなの特別支援教育2022年4月号 『知的障害教育における「学びをつなぐ」キャリアデザイン』の 書評が掲載されました。
『知的障害教育における「学びをつなぐ」キャリアデザイン』
肢体不自由教育2022.254号 『インクルーシブ教育システム時代の就学相談・転学相談』の書評が掲載されました。
『インクルーシブ教育システム時代の就学相談・転学相談』
上毛新聞文化欄 2022.3.1
『視覚障害のためのインクルーシブアート学習』の記事が掲載されました。
『視覚障害のためのインクルーシブアート学習』
あとはとき第13号『視覚障害教育入門Q&A 新訂版』 の書評が掲載されました。
『新訂版 視覚障害教育入門Q&A』
琉球新報2022.3.3
『はるの空』春日さんの講演についての記事が掲載されました。
『はるの空』
特別支援教育研究NO.775
(令和4年3月発行) 図書紹介
『知的障害教育の「教科別の指導」と「合わせた指導」』
NHK総合(全国放送)「空知くん3歳―心と心で会話する親子―」 11月24日(水)の放送で『はるの空』の春日さん親子が放映されました。
『はるの空』
肢体不自由教育252号
(令和3年11月発行) 図書紹介
『みんなにやさしい授業の実践』
特別支援教育研究10月号
(東洋館出版社)図書紹介
重度・重複障害児の学習とは?
特別支援教育研究10月号
(東洋館出版社)図書紹介
これ一冊でわかる「教育相談」
北日本新聞 9/5 記事
はるの空
特別支援教育研究9月号
(東洋館出版社)
『今日からできる! 小学校の交流及び共同学習』
特別支援教育研究9月号
(東洋館出版社)
『教材知恵袋 自立活動編』
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『私たちが命を守るためにしたこと』の記事が掲載されました。
TBSラジオ「人権TODAY」(土曜日8時20分〜)、7月3日の放送で、
『私たちが命を守るためにしたこと』の本が取り上げまれます。
肢体不自由教育250号
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文字・文章の読み書き指導
4/13号 あさひかわ新聞 記事
はるの空
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はるの空
実践みんなの特別支援教育4月号(学研教育みらい)
図書紹介
特別なニーズ教育の基礎と方法
肢体不自由教育249号
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特別支援教育研究3月号
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キャリア発達支援研究7 思いと向き合い可能性を紡ぐキャリア教育
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カリキュラム・マネジメントで子どもが変わる!学校が変わる!
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(日本肢体不自由児協会)
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10/6大阪日日新聞 記事
社会参加をみすえた自己理解
肢体不自由教育246号
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特別支援教育の基礎・基本 2020
実践障害児教育8月号
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今日からできる! 発達障害通級指導教室
実践障害児教育7月号
(学研教育みらい)
知的・発達障害のある子のプログラミング教育実践
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「自立活動の指導」のデザインと展開
肢体不自由教育245号
(日本肢体不自由児協会)
適切行動支援 PBSスタディパック
特別支援教育研究3月号(東洋館出版社) 図書紹介
キャリア発達支援研究 6
トーハン週報`20 2/3号
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