できることからはじめよう 地域で生きる子どもたちのために

東京都立中野養護学校PTAの実践

できることからはじめよう

地域で生きる子どもたちのために

著者名 東京都立中野養護学校PTA 著作
ISBNコード ISBN4-921124-15-9 C3037
判型/頁 B5判/236頁
発売日 2003年6月発売
定価
特別支援教育時代に先駆けた都立中野養護学校PTAの実践
[PTA役員・保護者・教師・ボランティア]PTA活動、地域活動活性化へのスタートの参考に!!
[地域活動・社会参加・ボランティアの実践]介護等体験を今後の活動に生かす最適な教材です!!

  • はじめに
  • 今、この本を手にしてくださったあなたは、PTA活動に何らかの関わりのあるかた、関心のあるかたではないかと思います。この本を通して皆さんと私たちとの「出会い」があったことに感謝しつつ、子どもたちが地域社会の中で少しでも多くの出会いに支えられながら生きていき、その世界がさらに広がり、より幸せになってほしいという願いを皆さんと共有できたら幸いです。
  • 時代が刻々と変化していくなかで今、PTA活動も転換期を迎えています。その背景としてたくさんのことが考えられますが、中でも「学校週5日制の完全実施」は、子どもたちのために充実した時間・空間を作ることにPTAを動かしていく大きなエネルギーを全国的にもたらしたのではないでしょうか。また、障害児・者への社会の理解が少しずつ進むなかで、「地域」の中でこそ子どもたちが育っていくという視点がたいへん重要になってきていることもその背景の一つです。学校評議員制度に見られる「開かれた学校」づくりも浸透し始めていますが、地域社会とその中にある学校・家庭とがどう連携をとって子育てをしていくのかはたいへん大きな課題です。一方、文部科学省から出された「今後の特別支援教育の在り方について」(最終報告)でも、障害のある者の自立や社会参加を支援するという観点から、一人ひとりの教育的ニーズに対応するための乳幼児期から学校卒業後までの教育、福祉、医療、労働等の関係機関の連携について述べられています。また保護者は重要な支援者のひとりとされていることも注目すべきことです。これからは学校といっそう手を取り合って、子どもたちの生活や教育について共に考えていく責任があるのです。それにはまず私たち保護者自身が「地域に開かれた」存在として主体的に考え、子育てをしながらメッセージを発信していかなければなりません。
  • 「共に歩むPTA ―できることからはじめよう―」は、中野養護学校PTAのスローガンでした。子どもたちのためにひとつでもふたつでも何かができたら、という思いで活動内容や組織について試行錯誤を続けてまいりました。この本は、悩みながら進んできた足跡を素直にありのまま表現したものです。この地域で、この学校の歩みのなかで、少しでも前に向かって歩いていきたいという思いで実践したことをそのままお伝えするものです。これにより読んでくださったおひとりおひとりがそれぞれのPTAについて主体的に考えていただくための材料を提供できればたいへん嬉しく思います。
  • 東京都立中野養護学校PTA
  • 平成13・14年度会長 永田直子
  •  
  • 目次
  • 第1章 できることからはじめよう
  • 1.PTA活動を考える
  • 1.PTAってなに?
  • 2.みんな精一杯やっている
  • 3.できることからはじめよう
  • 4.何かをはじめようと思ったら
  • 2.中野養護学校PTA活動
  • 1.学校週5日制に伴う取組み
  • 第2章 子どもたちにとっての充実した時間・空間を求めて
  • 1.サタデークラブ
  • 1.サタデークラブをはじめるまでの準備
  • 2.サタデークラブの進め方
  • 3.ミニミニコンサート
  • 4.クラブ活動
  • 5.わくわくスポーツ
  • 6.サマースクール
  • 7.お出かけプラン
  • 8.ミニコンサート
  • 9.この1年を振り返って
  • 10.ボランティア
  • 11.学校(教員)との連携
  • 2.夏まつり
  • 1.夏まつりふれあい盆踊り大会実施までの経緯
  • 2.PTAの出店
  • 3.お手伝い
  • 4.ボランティア
  • 3.女性のための身だしなみ・メーキャップ講座
  • 第3章 情報の提供・地域の情報発信
  • 1.地域活動情報2002
  • 1.「地域活動情報2002」とは
  • 2.「地域活動情報2002」がなぜ必要だったか
  • 3.どうやって情報を集めたのか
  • 4.障害児が通える場所とは
  • 5.記載内容
  • 6.作成の手順
  • 7.「地域活動情報2002」配布後の反響
  • 8.作成後の感想
  • 9.反省
  • 10.今後への課題
  • 11.記録
  • 2.子どもがお世話になっている病院2003
  • 1.「子どもがお世話になっている病院2003」とは
  • 2.なぜ「子どもがお世話になっている病院2003」を作成したのか
  • 3.情報の集め方
  • 4.記載内容
  • 5.作成の手順
  • 6.「子どもがお世話になっている病院2003」配布後の反響
  • 7.作成後の感想
  • 8.反省
  • 9.今後への課題
  • 10.記録
  • 3.PTA会報誌『けやき』
  • 1.『伝統』を引継ぐということ
  • 2.広報部の役割り
  • 3.『けやき第70号』の記載内容
  • 4.編集と原稿入稿について
  • 5.配布と感想
  • 4.PTAのホームページ『けやきルーム』
  • 1.ホームページ作成のきっかけ
  • 2.『けやきルーム』作成の流れ
  • 3.サイトの構成とページの紹介
  • 4.今後の管理・運営について
  • 5.おわりに
  • 5.交通機関、警察署、交番への挨拶まわり
  • 1.挨拶まわりの目的・時期について
  • 2.平成13年度の実施要項
  • 3.平成14年度の実施要項
  • 4.14年度の挨拶まわりを終えて
  • 5.今後の課題
  • 6.まとめ
  • 6.進路対策部の活動
  • 1.平成14年度の活動
  • 2.平成14年度の反省
  • 第4章 地域の人材養成
  • 1.親とともに学ぶボランティア養成講座
  • 1.親がボランティアを養成する理由
  • 2.はじめての話し合い
  • 3.具体的な話し合い
  • 4.受講生募集
  • 5.子どもプロフィール作成
  • 6.グループ分け
  • 7.受講生への連絡
  • 8.タイムスケジュールの作成
  • 9.第1回講座スタート
  • 10.第2回講座(実践開始)
  • 11.第3回講座(クリスマス実践)
  • 12.最終回講座(お出かけ実践・修了式)
  • 13.ボランティア養成講座を受講して
  • 14.親の感想
  • 15.保険について
  • 16.会計上の課題
  • 17.運営方法の見直し
  • 2.「介護等体験」保護者としての協力
  • 1.介護等体験の意義
  • 2.保護者が話しをする理由
  • 3.保護者の協力のしかた
  • 4.学生から保護者への質問
  • 5.保護者の感想
  • 6.成果と課題
  • 第5章 地域で育つ・地域で生きる
  • 1.保護者の役割りと新しい学校教育への期待
  • 1.地域で生きる
  • 2.新しい教育への期待
  • 3.親の役割り
  • 4.おわりに
  • おわりに
  • これからの教育とPTA ―参加から参画へ―

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Information

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 お問合せが続いているので申し込み期限を延長します。検討中のみなさんお急ぎください!
(ただし、16日以降は若干の制限があることをご了承くださいませ)
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『はるの空』の著者、聴覚障害者の春日晴樹さんとその家族が 10/26(土)21時30分〜Eテレ「阿佐ヶ谷アパートメント」 に出演します。
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はるの空 聞こえなくても、できるんだよ『はるの空』の著者、春日晴樹さんのドキュメンタリー(日本テレビ9月1日(日)24:55〜ほか)。
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日本育療学会第28回学術集会2024.8/10(土)開催
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テレメンタリー2024「世界一きれいな言葉」全国放送! 『はるの空』の著者、春日晴樹さんのドキュメントです。「手話」のこと理解できます。
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【イベント】
第48回 淑徳大学 発達臨床研修セミナーが2023年8月5・6日(土・日)に開催されます。
肢体不自由教育2023年259号
『発達に遅れがある子どものためのお金の学習』
『特別支援教育における学校・教員と専門家の連携』
『かゆいところに手が届く重度重複障害児教育』
書評が掲載されました。
『発達に遅れがある子どものためのお金の学習』
『特別支援教育における学校・教員と専門家の連携』
『かゆいところに手が届く重度重複障害児教育』
週刊教育資料 第1691号2023年2月20日号
『発達障害・知的障害のある子どものSNS利用ガイド』の書評が掲載されました。
『発達障害・知的障害のある子どものSNS利用ガイド』
点字毎日新聞 第1251号
『視覚障害のためのインクルーシブアート学習』の記事が掲載されました。
『視覚障害のためのインクルーシブアート学習』
肢体不自由教育2023年258号
『障害の重い子供のための 各教科の授業づくり』書評が掲載されました。
『障害の重い子供のための 各教科の授業づくり』
週間教育資料2023年1月16日 No.1687
『大人の発達障害 「自分を知ること」「人に伝えること」』書評が掲載されました。
『大人の発達障害 「自分を知ること」「人に伝えること」』
理科教室2月号 vol.818
(2023年02月01日発行)
『中学・高校物理の学びに役立つ実験集』盲学校の物理実験の工夫と生徒を育む授業として記事が掲載されました。
『中学・高校物理の学びに役立つ実験集』
月刊人材ビジネス vol.438 (発売日2023年01月01日) 『労使関係法の理論と実務』
人材ビジネス関係者にお勧めの一冊として記事が掲載されました。
『労使関係法の理論と実務』
北羽新報 2022.9.13
山口新聞 2022.9.19
『はるの空』春日さん夫婦の民泊運営についての記事が掲載されました。
『はるの空』
肢体不自由教育2022.257号
『障害の重い子どもの授業づくり 最終章』 の書評が掲載されました。
『障害の重い子どもの授業づくり 最終章』
肢体不自由教育2022.256号
『自立活動ハンドブック第1巻〜第3巻』『障害のある子供の教育支援の手引』 の書評が掲載されました。
『自立活動ハンドブック第1巻』
『障害のある子供の教育支援の手引』
肢体不自由教育2022.255号
『インクルーシブ教育システムを進める10の実践』 『知的障害教育における「学びをつなぐ」キャリアデザイン』 の書評が掲載されました。
『インクルーシブ教育システムを進める10の実践』
『知的障害教育における「学びをつなぐ」キャリアデザイン』
NHK総合(全国放送)「空知くん 3歳 〜空知の声は聞こえなくても〜」
本放送 4月1日(金) 午後7時30分-
再放送 4月2日(土) 午前10時55分-
『はるの空』の春日さんの家族を追ったドキュメント番組が放送されます。聴覚に障害のある両親と3歳の息子空知くんの成長記録です。
『はるの空』
特別支援教育研究2022年4月号『キャリア発達支援研究8 いま、対話でつなぐ願いと学び』の 書評が掲載されました。
『キャリア発達支援研究8 いま、対話でつなぐ願いと学び』
実践みんなの特別支援教育2022年4月号 『知的障害教育における「学びをつなぐ」キャリアデザイン』の 書評が掲載されました。
『知的障害教育における「学びをつなぐ」キャリアデザイン』
肢体不自由教育2022.254号 『インクルーシブ教育システム時代の就学相談・転学相談』の書評が掲載されました。
『インクルーシブ教育システム時代の就学相談・転学相談』
上毛新聞文化欄 2022.3.1
『視覚障害のためのインクルーシブアート学習』の記事が掲載されました。
『視覚障害のためのインクルーシブアート学習』
あとはとき第13号『視覚障害教育入門Q&A 新訂版』 の書評が掲載されました。
『新訂版 視覚障害教育入門Q&A』
琉球新報2022.3.3
『はるの空』春日さんの講演についての記事が掲載されました。
『はるの空』
特別支援教育研究NO.775
(令和4年3月発行) 図書紹介
『知的障害教育の「教科別の指導」と「合わせた指導」』
NHK総合(全国放送)「空知くん3歳―心と心で会話する親子―」 11月24日(水)の放送で『はるの空』の春日さん親子が放映されました。
『はるの空』
肢体不自由教育252号
(令和3年11月発行) 図書紹介
『みんなにやさしい授業の実践』
特別支援教育研究10月号
(東洋館出版社)図書紹介
重度・重複障害児の学習とは?
特別支援教育研究10月号
(東洋館出版社)図書紹介
これ一冊でわかる「教育相談」
北日本新聞 9/5 記事
はるの空
特別支援教育研究9月号
(東洋館出版社)
『今日からできる! 小学校の交流及び共同学習』
特別支援教育研究9月号
(東洋館出版社)
『教材知恵袋 自立活動編』
埼玉新聞2021.8.6
『私たちが命を守るためにしたこと』の記事が掲載されました。
TBSラジオ「人権TODAY」(土曜日8時20分〜)、7月3日の放送で、
『私たちが命を守るためにしたこと』の本が取り上げまれます。
肢体不自由教育250号
(日本肢体不自由児協会)
文字・文章の読み書き指導
4/13号 あさひかわ新聞 記事
はるの空
4/6 北海道新聞 記事
はるの空
3/13 美瑛新聞 記事
はるの空
実践みんなの特別支援教育4月号(学研教育みらい)
図書紹介
特別なニーズ教育の基礎と方法
肢体不自由教育249号
図書紹介
授業力向上シリーズNo.8 遠隔教育・オンライン学習の実践と工夫
特別支援教育研究3月号
(東洋館出版社)763号
図書紹介
キャリア発達支援研究7 思いと向き合い可能性を紡ぐキャリア教育
実践障害児教育2021年2月号
(学研教育みらい)
カリキュラム・マネジメントで子どもが変わる!学校が変わる!
肢体不自由教育248号
(日本肢体不自由児協会)
特別支援教育のカリキュラム・マネジメント
肢体不自由教育247号
(日本肢体不自由児協会)
子ども主体の子どもが輝く授業づくり3
10/8産経新聞 記事
社会参加をみすえた自己理解
10/6大阪日日新聞 記事
社会参加をみすえた自己理解
肢体不自由教育246号
(日本肢体不自由児協会)
特別支援教育のステップアップ指導方法100
肢体不自由教育246号
(日本肢体不自由児協会)
「自立活動の指導」のデザインと展開
教育家庭新聞8/3号
特別支援教育の基礎・基本 2020
実践障害児教育8月号
(学研教育みらい)
今日からできる! 発達障害通級指導教室
実践障害児教育7月号
(学研教育みらい)
知的・発達障害のある子のプログラミング教育実践
特別支援教育研究6月号
(東洋館出版社) 図書紹介
「自立活動の指導」のデザインと展開
肢体不自由教育245号
(日本肢体不自由児協会)
適切行動支援 PBSスタディパック
特別支援教育研究3月号(東洋館出版社) 図書紹介
キャリア発達支援研究 6
トーハン週報`20 2/3号
スマホに振り回される子 スマホを使いこなす子
西日本新聞 熊本県版朝刊
思春期の子どものこころがわかる25のQ&A

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