セミナーのご案内

今回の「NMBP実技研修会」は大盛況のうち終了いたしました。ご参加いただきました皆様にはこの場を借りて御礼いたします。

第10回 NMBP実技研修会

重度重複障害児実践教育講座
「NMBP多職種講習会―基礎編【1】・【2】―」

開催のご案内

  • NMBPは、個に応じて異なる内容を行うのではなく、個に応じて等しい内容を行います。これまでの自立活動の発想を根底からくつがえしました。本来教育とは、「能力に応じて等しく」行われるものです。NMBPは等しい内容でアプローチできるため、すべての子どもがいっしょに行う、つまり集団で取り組めるものとなっています。さらに、内容を「教科書」として具現化し、それに基づいて行うことで、自立活動を特別なものとしてではなく、教科と同様に教育として最低限必要とされるものを教えられるようになっています。
  • 今あるすばらしい考え方や方法の理論を取り入れながらも、信じきることはなく、常に子どもから学び進化し続けます。NMBPは、大きく変わろうとしています。
  • 今回から、1日目終了後の交流会(夕食会)でミニセッションも開き、“教育とは何か”についていっしょに考えていきます。
  • みなさん、研修会に参加し、NMBPを学んでみませんか。

 

  • ◎日程と内容(内容は一部変更する場合があります)
基礎編【1】 2017年8月5日(土)
08:50〜 受付
09:15〜09:20 諸注意・お知らせ等
09:20〜09:25 ジアース教育新社社長 挨拶
09:25〜09:30 講師紹介
09:30〜10:20 講義(1)「NMBPとは」
10:30〜11:20 講義(2)「NMBPの活用―ISPの意義」質疑・応答
11:40(〜12:00)
〜12:30
デモンストレーション
実習(1)「触れ方・動かし方」
12:30〜13:20 昼休み
13:20〜14:10 実習(2)「自己への気づき」
14:20〜15:10 実習(3)「呼吸(1)方向」
15:20〜16:10 実習(4)「呼吸(2)嚥下」
16:20〜16:50 実習(5)「姿勢」
16:50〜17:00 質疑応答・修了式
17:30〜19:30 交流会(夕食会)
ミニセッション
NMBPから「あたらしい うんどう」へ
基礎編【2】 2017年8月6日(日))
08:50〜 受付
09:15〜09:20 諸注意・お知らせ等
09:20〜09:25 ジアース教育新社社長 挨拶
09:25〜09:30 講師紹介
09:30〜11:00 講義「生命保持機能への教育としての挑戦」
11:20〜11:50 デモンストレーション
11:50〜12:40 実習(1)「手足」
12:40〜13:30 昼休み
13:30〜14:20 実習(2)「体の前側」
14:30〜15:20 実習(3)「手足の付け根」
15:30〜16:20 実習(4)「手足と体の後側」
16:30〜16:50 実習(5)「抗重力姿位と回旋」
16:50〜17:00 質疑応答・修了式
  • 『あたらしい わたしたちのうんどう』『NMBPの理論と実際(改訂版)』を教科書として使用します(当日販売あり)。
    ※「デモンストレーション」は障害のあるお子様にご協力いただき、指導場面を再現する予定です。
    ※動きやすい服装でお越しいただくか、着替えを持参ください。
    ※実習は男性同士・女性同士のペアで行います。申込書に性別をご記入ください。
    ※8/5の最後に、会場にて交流会を開催する予定です(希望者のみ)。
  • ◎講師
  • 西郷建彦(横浜市立中村特別支援学校)・その他実技指導(横浜市立中村特別支援学校教員ほか)
  • ◎会場
  • 戸山サンライズ(東京都新宿区) ⇒会場のホームページ
  • ◎対象者
  • 障害の重い子どもの指導に携わっている教員、看護師、介護職員その他障害児者に関わる方々
  • ◎申し込み方法
  • ・今回の「NMBP実技研修会」の申込受付は終了いたしました。
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  • ・定員:【1】・【2】それぞれ60名(先着順、定員になり次第締め切らせていただきます)
  • ・参加費:
    【1】:9,000円、【2】:9,000円、【1】【2】両方参加の場合は16,000円(資料代込、税込)、
    交流会参加費:3,000円(税込、希望者のみ)
  • ・問い合わせ先:Eメール(ジアース教育新社 研修担当/小川まで)
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  • 申し込みいただいた方には参加証をお送りします。参加証が届きましたら参加代金を所定の口座に期日までにお振り込みください。なお、当日不参加の場合でも参加費の返金はいたしませんのでご了承ください。

 

研修会参加者の感想
・教師として自立活動をどのようにとらえて実践するかについてとても明確に理解できました。
過去の研修会の様子
・かなり、日頃から強い力で子どもに触れているのだな、と反省でした。子どもの反応評価を大切にやっていきたいと思います。初任で、どうしたら自立活動を上手にできるのかすごく悩んでいたので、藁にもすがる思いで研修に参加して本当によかったです。
・ISPからヒントを得て、活動やあそびに生かすようにしている。特に座位の学習の受け入れが良くなると胸郭も広がり、上肢で支えることが上手になるケースが多い。自分の体幹を意識できると不随意運動が減った。緊張が強くあぐらで車椅子にやっと座って(ベルトで押さえつけて)いたケースが、腰・背中・呼吸をととのえることができるようになり、なんと車椅子でリラックスしてヘッドコントロールできるようになってきた。
・昨今の風潮として、何かができるようになること、機能を高めること、数値化できる評価というものが求められているように感じています。その結果、座る・立つ・歩く…といったことにばかり目標設定され、できないことがダメなこととされているように感じています。自立活動をどのように評価すれば良いのか悩んでいるところです。今日は1日大変勉強になりました。