病弱教育Q&A PART I 病弱教育の道標 【オンデマンド版】

病弱教育Q&A PART I

病弱教育の道標 【オンデマンド版】

著者名 横田雅史 監修
全国病弱養護学校長会 編著
ISBNコード ISBN978-4-86371-410-6 C3037
判型/頁 B5判/256頁
発売日 2017年 3月25日
定価
病弱児の理解、教育と医療の連携、福祉のシステム等を網羅し、病弱教育における基本的なことをQ&A形式で簡潔に解説。学習指導要領に基づき客観的にわかりやすく編集しました。病弱教育を担当する教員にとって、まさに道標となる一冊。

  • 発刊にあたって
  • 全国病弱養護学校長会会長 坂田紀行
  • 21世紀に入った今年1月、「21世紀の特殊教育の在り方に関する調査研究協力者会議」が関係各方面からの意見を踏まえて、最終報告をまとめられました。
  • この報告では、社会のノーマライゼーションの進展、傷害の重度・重複化や多様化、教育の地方分権の推進などの変化を踏まえ、今後の特殊教育の在り方について基本的な考え方を整理し、それに基づいていくつかの提案を行っています。具体的に方向付けられているものとしては、「就学指導の在り方の改善」、「特別な教育的支援を必要とする児童生徒への対応」、「特殊教育の改善・充実のための条件整備」です。
  • この報告を契機に我が国の特殊教育はもちろん、病弱教育の在り方についても大きく変わっていくことが予測されます。中央教育審議会の第一次答申にあるように、子どもたち一人ひとりが、伸び伸びと自らの個性を存分に発揮しながら、「時代を超えて変わらない価値のあるもの」(不易)をしっかりと身に付け、同時に「時代の変化とともに変えていく必要があるもの」(流行)に柔軟に対応していくことも、教育に課せられた課題です。実際に、保護者等の学校教育に対する関心や学校に対する質の高い教育への要求は高くなってきています。
  • 私は、教育者の一人として、時代の変化に対応するとともに、より一層の深い学識や子ども一人ひとりに応じた多様な指導、学習の展開ができる力が求められていることを実感しています。
  • 全国病弱養護学校長会は、平成7年度より今日の教育の潮流、変化を捉え、病弱教育の充実を図るため、病弱養護学校の校長先生たちが手元に置いて活用できる「病弱教育ハンドブック」を隔年毎に版を新たに刊行してきました。しかし、ハンディであることに対する内容の具体的な記述という目的を追求したくなり、校長会として本書「病弱教育Q&A−病弱教育の道標−」を発行しようという機運が高まり、今回の企画の運びとなりました。
  • 本書は、特に病弱教育において実際に役立つことを目指しました。しかし、全てがノウハウ的ですぐに役立つ回答ばかりにはなりませんでした。じっくり考えなければならない課題や多くの方と議論したくなるような課題もたくさん含まれています。
  • この本の特色は次のとおりです。
  • (1) 項目として、病弱児の理解、教育、医療との連携、福祉のシステム等を網羅しました。
  • (2) 病弱教育における基本的なことをQ&A形式で簡潔にわかりやすく解説しました。
  • (3) 新学習指導要領に基づき、客観的にわかりやすく編集しました。
  • また、基本的には全国病弱養護学校長会が執筆を分担しましたが、多くの方々に執筆協力をいただきました。まさに手作りの感じですが、実際の疑問や課題に応じたものにしたいという願いにかなったものになったと思います。
  • なお、全体の監修を文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特殊教育調査官横田雅史先生にお願いし、新しい情報や制度等についても含めていただけるようにしました。
  • この「病弱教育Q&A−病弱教育の道標−」が病弱教育関係者や関心のある方々に読まれ、この教育の道標(みちしるべ)になり、引いては病弱養護学校の教育活動が活性化し、子どもたちや保護者、地域等の期待に応えることができるように願っているところです。
  •  
  • 目次
  • 第1章 病弱児の理解
  • Q1 どのような子どもが病弱児教育の対象になりますか。
  • Q2 整形外科や精神科への入院児も病弱教育の対象児ですか。
  • Q3 学習障害児(LD)やADHDで入院している児童生徒は病弱教育の対象になりますか。
  • Q4 病弱と身体虚弱とはどう違うのですか。
  • Q5 病弱児の教育の場について教えてください。
  • Q6 病弱児の病気について説明してください。
  • Q7 小児慢性特定疾患について説明してください。
  • Q8 病弱児の悩みや不安について教えてください。
  • Q9 病弱児はどのように病気を理解するのですか。
  • 第2章 病弱児の教育
  • 1.基本的事項
  • Q1 病弱教育の意義について説明してください。
  • Q2 教育課程はどのように編成されていますか。
  • Q3 教育課程編成の手順を教えてください。
  • Q4 重複障害者等に関する特例の規定はどのようになっているのですか。
  • Q5 知的障害養護学校からの転校生の教育課程の編成はどのようにしますか。
  • Q6 個別の指導計画の作成について説明してください。
  • Q7 病弱教育の実際と工夫について教えてください。
  • Q8 教材・教具の工夫について教えてください。
  • Q9 病弱児の経験不足を補う方法について教えてください。
  • Q10 運動会や文化祭等は行われていますか。
  • Q11 校外学習や修学旅行は行われていますか。
  • Q12 重複障害児の指導はどのように行われていますか。
  • Q13 訪問教育の実際について説明してください。
  • Q14 交流教育はどのように行うのですか。
  • Q15 評価はどのように行っていますか。
  • 2.教科指導
  • Q1 教科指導上の配慮事項について説明してください。
  • Q2 進度や学習空白の把握の方法について説明してください。
  • Q3 授業時間に制約がある場合の指導はどのようにするのですか。
  • Q4 体験的な活動や実技を伴う指導の工夫について教えてください。
  • Q5 教科書の異なる転校生の指導について教えてください。
  • Q6 授業は病室でも行うのですか。
  • Q7 各教科の指導上の配慮事項について説明してください。
  • Q8 中学部の選択教科について説明してください。
  • Q9 高等部の職業教育はどのように考えたらよいのですか。
  • Q10 情報技術(IT)教育をする際の留意事項はどのようなことですか。
  • 3.道徳
  • Q1 道徳教育の全体計画と年間指導計画の作成について説明してください。
  • Q2 道徳の時間における指導と各教科、特別活動、自立活動及び総合的な学習の時間との関連について説明してください。
  • Q3 道徳の指導内容の工夫について教えてください。
  • Q4 知的生涯のある高等部生の道徳は実施するのですか。
  • 4.特別活動
  • Q1 児童生徒会活動は行われているのですか。
  • Q2 学校行事はどのように行っていますか。
  • Q3 クラブ活動と部活動について説明してください。
  • Q4 学級(HR)活動はどのように行われているのですか。
  • Q5 進路指導のポイントについて教えてください。
  • 5.自立活動
  • Q1 自立活動や自立の意味について説明してください。
  • Q2 病弱教育における自立活動について教えてください。
  • Q3 個別の指導計画はどのように作成するのですか。
  • Q4 実態把握の項目について教えてください。
  • Q5 指導の目標はどのように設定するのですか。
  • Q6 自立活動の指導内容はどのように設定するのですか。
  • Q7 自立活動の指導はどのように展開するのですか。
  • Q8 自立活動の指導体制はどのようにするのですか。
  • Q9 自立活動の評価はどのようにするのですか。
  • Q10 自立活動の指導にあたって医療との連携はどのようにするのですか。
  • Q11 どのような子どもにも自立活動が必要なのですか。
  • Q12 自立活動の時間数はどのように決めるのですか。
  • Q13 各教科における自立活動の指導はどのようにするのですか。
  • Q14 隣接の病院のPT、OT、看護士、医師に指導・助言してもらうことはできますか。
  • Q15 病気理解の指導はどのようにするのですか。
  • Q16 病弱児にとって「社会参加」とはどのようなことですか。
  • Q17 病院での昼食の時間の指導は、「自立活動」として設定してもよいのですか。
  • 6.総合的な学習の時間の指導
  • Q1 病弱教育における「総合的な学習の時間」のねらいはどのようなことですか。
  • Q2 課題を設定する際のポイントについて教えてください。
  • Q3 「総合的な学習の時間」は教育課程上、「領域」として位置づけられるのですか。
  • Q4 教科の枠を越えた内容を取り扱う際の留意事項について説明してください。
  • Q5 運動等の制限を受けている子どもの体験的な学習はどのようにするのですか。
  • Q6 学年を越えた内容を扱う際の留意事項について教えてください。
  • Q7 小学部1・2年生の生活科と総合的な学習の時間の位置づけについて説明してください。
  • Q8 未学習の内容が必要になった場合の指導について教えてください。
  • Q9 時間数はどのように設定したらよいのですか。
  • Q10 総合的な学習の時間は各学校で柔軟な時間割を設定できますか。
  • Q11 総合的な学習の時間の指導で前籍校との内容の連携はどのように行いますか。
  • Q12 地域との連携・協力について説明してください。
  • Q13 床上学習をしている場合にも総合的な学習の時間が必要ですか。
  • Q14 学習空白の子どもに総合的な時間を使って補充指導をしてもよいのですか。
  • Q15 生活単元学習と総合的な学習の時間との違いはなんですか。
  • 7.重複障害児の指導
  • Q1 病弱教育における重複障害とはどのようなことですか。
  • Q2 重複障害児の実態把握の観点を教えてください。
  • Q3 重複障害児の指導の目標や内容はどのように決めるのですか。
  • Q4 個別の指導計画作成のポイントを教えてください。
  • Q5 コミュニケーション能力を高めるための工夫について説明してください。
  • Q6 重複障害児の学習環境について説明してください。
  • Q7 重度の障害児のバイタルサインの把握について説明してください。
  • Q8 ポジショニングや身体への働きかけはどのように行いますか。
  • Q9 摂食機能と新しい食事について教えてください。
  • Q10 病院との連携について説明してください。
  • Q11 長期入院児の保護者との連携について教えてください。
  • Q12 感染にはどのように留意するのですか。
  • 8.マルチメディアの活用
  • Q1 病弱教育におけるマルチメディアの活用の意義を説明してください。
  • Q2 教科指導におけるマルチメディアの活用について説明してください。
  • Q3 マルチメディアの教科指導以外での活用について教えてください。
  • Q4 前籍校や他校との交流ではどのように活用できますか。
  • Q5 海外との交流も行っていますか。
  • Q6 通信費、維持費はどのようにされていますか。
  • Q7 HP(ホームページ)の活用
  • Q8 テレビ会議システムはどのように活用されていますか。
  • Q9 テレビ会議システムを活用した授業の出席扱いの考え方について教えてください。
  • Q10 病院内へのPHSの持ち込みはできますか。
  • Q11 訪問指導や補充指導のためのコンピューター、ノートパソコンの貸し出しはどのように行うのですか。
  • 第3章 教育と医療との連携
  • Q1 病弱養護学校はすべて病院に隣接しているのですか。
  • Q2 病院に隣接していない養護学校の子どもの医療はどうなっていますか。
  • Q3 病状により登校できない子どもの指導はどのように行うのですか。
  • Q4 退院し前籍校に戻った後のフォローアップについて説明してください。
  • Q5 医療との連携のための組織について説明してください。
  • Q6 病弱養護学校の学校医の決定はどのようになされるのですか。
  • Q7 病弱養護に通学する子どもの実態について説明してください。
  • Q8 通学生の昼食はどのように行われていますか。
  • Q9 入院中の子どもの定期健康診断はどのようにするのですか。
  • Q10 学習の場や形態が変わる場合の判断はどのようになされるのですか。
  • Q11 校外学習等の場合、医師・看護婦の協力を得るためにはどのようにしたらいいのですか。
  • Q12 学校と病院との連絡体制について教えてください。
  • Q13 医療と教育の連携のポイントについて教えてください。
  • Q14 病弱養護学校における感染予防はどのように行うのですか。
  • 第4章 教育福祉のシステム
  • Q1 病気で入院した場合もすぐに教育が受けられますか。
  • Q2 就学手続きはどうすればよいのですか。
  • Q3 転学の手続きについて説明してください。
  • Q4 就学猶予・免除している子どもへの対応について教えてください。
  • Q5 児童相談所や福祉事務所との連携について説明してください。
  • Q6 病弱養護学校でも就学奨励費を受けることができますか。
  • Q7 病弱教育における教育相談体制について説明してください。
  • Q8 短期入院児の転学手続きについて説明してください。
  • 第5章 資料編
  • ■特殊教育関連法令
  • ■病弱養護学校一覧
  • ■子どもの難病関係団体一覧
  • ■特殊教育就学奨励費補助対象経費一覧
  • ■病弱教育関係資料一覧
  • ■キーワード索引(五十音順)
  • ■執筆等協力者一覧

Series

病弱教育Q&A PART V
病弱教育の視点からの医学事典

2003年 8月発売
本体6,000円+税
病弱教育Q&A PART IV
院内学級 編

2004年 4月発売
本体1,810円+税
病弱教育Q&A PART III
教科等指導 編

2004年 3月発売
本体1,810円+税
病弱教育Q&A PART II
新しい就学基準

2002年 6月発売
本体2,095円+税 [絶版]
病弱教育Q&A PART I
病弱教育の道標

2000年10月(2002年 8月改訂版)発売
本体1,810円+税

New Books

職業学科3校合同研究実践事例集
地域と共に進めるキャリア発達支援

2017年 8月24日発売
本体1,800円+税
となりのPTAの実践 このPTAがすごい!
―全国活動事例集―

2017年 8月21日発売
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特別支援教育の
アクティブ・ラーニング

2017年 7月28日発売
本体2,200円+税
自閉症教育のあゆみと今後の展望
50年の歴史を振り返って

2017年 7月12日発売
本体2,000円+税
知的障害教育における
生きる力と学力形成のための教科指導

2017年 6月30日発売
本体2,000円+税
知的障害特別支援学校の
未来志向の学校づくり

2017年 6月21日発売
本体1,800円+税
発達障害のある児童・生徒のための
キャリア講座教材集

2017年 6月15日発売
本体2,200円+税
国際バカロレアの現在
 

2017年 6月14日発売
本体2,200円+税

Publicity

2017/03/02
「リハビリテーション」2・3月合併号 鉄道身障者福祉協会2017.3.1 本の紹介
『参加 −耳が聞こえないということ−』
2017/03/02
肢体不自由教育229 2017.3.10 図書紹介
『マンガ版 ビジネスマナー集 鉄太就職物語』
2017/01/30
日本教育新聞2017.1.30 書評
『特別支援教育における地域のトップリーダーを考える』
2017/01/26
肢体不自由教育224号 図書紹介
『あたらしいわたしたちのうんどう』
2017/01/26
肢体不自由教育227号 図書紹介
『特別支援学校の校長先生スピーチ集』
2017/01/26
肢体不自由教育228号 図書紹介
『障害の重い子どもの授業づくり PART6』
2017/01/26
特別支援教育研究2016.6 706号 図書紹介
『キャリア発達支援研究2』
2017/01/26
特別支援教育研究2016.8 708号 図書紹介
『全国の特色ある30校の実践事例集「通級による指導」編』
2017/01/26
東京新聞2017.1.24 新刊紹介
『見てわかる 意思決定と意思決定支援』
2016/10/24発売
日本教育新聞 書評
『ぱれっと(PALETTE)』
2016/10/24発売
日本教育新聞 書評
『知的障害教育における学習評価の実践ガイド』
2016/10/05更新
菊池桃子オフィシャルブログ「私設 研究室」に掲載されました。
『PTA90事例 ―日本全国! PTA活動運営事例集―』
2016/10/05更新
菊池桃子オフィシャルブログ「私設 研究室」に掲載されました。
『今すぐ役立つ PTA応援マニュアル』
2016/09/24発売
読売新聞朝刊「くらし面」記事
『見てわかる意思決定と意思決定支援』
2016/01/23
東京新聞・朝刊/くらし面「新刊紹介」記事
『マンガ版 ビジネスマナー集 鉄太就職物語』
2016/03/07発売
教育学術新聞 3月2日号 「新刊紹介」記事
『日本の大学の系譜』
2015/08/29
産経新聞ニュース(ニュースウェブサイト)記事
『よこはまist.』
2015/08/23
読売新聞 本よみうり堂 書評
『マンガ版 ビジネスマナー集 鉄太就職物語』
2015/08/01
SankeiBiz(サンケイビズ)書評
『マンガ版 ビジネスマナー集 鉄太就職物語』
2015/08/12
8月12日発売 読売新聞朝刊 くらし家庭欄 記事
『マンガ版 ビジネスマナー集 鉄太就職物語』

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