特別支援学校における介護等体験ガイドブック「フィリア」[新学習指導要領版]

特別支援学校における介護等体験ガイドブック

フィリア

[新学習指導要領版]

著者名 全国特別支援学校長会 編著
ISBNコード ISBN978-4-86371-129-7 C3037 \933E
判型/頁 A5判/本文168頁 オールカラー
発売日 2010年 3月
定価
小学校、中学校の普通免許状を取得しようとする人は、特別支援学校において2日間、社会福祉施設等で5日間の介護等体験が義務付けられています。「フィリア」は、全国特別支援学校長会協力のもと、特別支援学校での介護等体験を円滑に行い十分な成果が得られるように、大学の事前学習やオリエンテーションで有効に活用できるテキストとして作成しました。
フィリア[インクルーシブ教育システム版](2014年3月発売)はこちらへ

  • ご案内
  • 豊かでかけがえのない体験をえるために特別支援学校では、障害のある子どもがその可能性を最大限に伸ばし、自立し、社会参加するための力を培うため、様々な指導や支援が行われています。障害のある子どもたちの生き生きとした姿や一人一人のニーズに応じた教育の実際に触れて多くのことを感じ取ってください。
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  • 教員を目指す皆様へ
  • 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課長  斎藤 尚樹
  • 少子化の時代にあって、 将来の我が国を担う世代を育て、 個々人の能力を最大限に引き出す教員の役割はますます重要になっております。 いわゆる 「介護等体験特例法」 は、 小・中学校の普通免許状を取得しようとする方に 「個人の尊厳及び社会連帯の理念に関する認識」 を深めていただくことにより、 教員の資質を向上させ、 義務教育の一層の充実を図ることを趣旨として制定されました。 同法により、 これまで多くの方々が特別支援学校等において 「介護等の体験」 を行ってこられました。
  • 特別支援学校は、 学校教育法等の改正により、 平成19年度から複数の障害種について教育できる学校として制度化されるとともに、 地域の小・中学校等に在籍する障害のある児童生徒等の教育について助言・援助に努める特別支援教育の 「センター的機能」 を担うことになりました。 また、 平成21年3月には特別支援学校の学習指導要領等が改訂され、 障害の重度・重複化及び多様化への対応、 一人一人に応じた指導の充実、 職業教育の充実、 交流及び共同学習の推進などの観点から改善が行われました。 これらの制度改正等を受け、 特別支援学校では現在、 自立と社会参加に向け、 児童生徒一人一人の教育的ニーズに応じた特色ある指導・支援が進められているところです。
  • 近年、 こうした特別支援教育の進展・充実に伴い、 小・中学校の特別支援学級や通級指導の対象となる児童生徒の数が増加しておりますが、 学校教育法に規定されたとおり、 小・中学校においても、 発達障害を含む障害のある児童生徒に対し適切な教育を行うことが求められています。 こうした面からも、 特別支援学校における個々のニーズ・特性に応じたきめ細かな指導・支援を実地で体験されることは、 皆様が実際に教育現場に立たれた時に役立つ貴重な経験・財産となるものと確信しております。
  • 特別支援学校における教育や障害のある児童生徒との関わり方などについて解説した本ガイドブックを十分ご活用いただき、 ご自身の 「介護等の体験」 をより豊かなものとしていただくとともに、 これを契機として特別支援教育への理解と関心を深めていただければ幸いです。
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  • ごあいさつ
  • 全国特別支援学校長会会長  岩井 雄一
  • 平成18年に学校教育法の一部が改正され、 平成19年4月より、 特別支援教育の制度が始まりました。 これまでの盲・聾・養護学校は特別支援学校となり、 センター的機能を持つようになりました。 また、 小・中学校等においても障害があり、 特別なニーズがある幼児児童生徒に対しては、 一人一人の実態に応じて、 適切な指導と必要な支援を行うことになりました。
    学習指導要領の改訂により、 これら特別支援教育の内容を各学校において具体的に進めるための内容が明記されました。
  • 障害がある幼児児童生徒の特別支援教育については、 幼稚園、 小・中学校、 高等学校あるいは、 大学においてもその取組が求められ、 充実を図るための整備が進められているところです。 これらの教育に関わる教職員等が特別支援教育や障害のある児童生徒について、 理解を深めることは必要かつ重要であります。
  • 平成10年から施行された、 いわゆる 「介護等体験特例法」 は、 これまでも教職を目指す多くの人が障害児・者や高齢者等への理解を深めるために成果を挙げてきましたが、 このように特別支援教育の時代となった今日、 ますますその重要性を増してきているといえます。
  • 今日、 障害の有無にかかわらず国民誰もが相互に人格と個性を尊重し、 支えあう共生社会の実現へ向けた取組が求められ、 介護等体験における障害児や高齢者とのふれあいの体験は、 お互いを尊重し、 思いやりのある共に生きる社会へと地域を変える原動力となることと期待しています。
  • 本書は、 小学校及び中学校の教員を志す皆さんが、 特別支援学校での介護等体験を円滑に行い、 十分な成果が得られるように、 大学の事前学習等で活用していただくためのテキストとして作成したものです。 介護等体験をなさる皆さんが、 一人でも多く本書を手にされて充実した介護等体験をされることを期待いたします。
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  • 目次
  • I 特別支援学校における介護等体験
  • 1 介護等体験の意義
  • 2 障害について
  • (1)障害の種別
  • [ミニ情報] 特別支援教育の対象について
  • (2)特別支援学校における障害の程度
  • [ミニ情報] 特別支援学校について
  • 学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、高機能自閉症の定義
  • (3) 世界保健機関(WHO)における障害の考え方
  • 3 特別支援教育について
  • (1) 特別支援教育とは
  • (2) 特別支援教育を推進する方策
  • [ミニ情報] 校内委員会、特別支援教育コーディネーターについて
  • (3) 特別支援教育の法制度
  • [ミニ情報] 「特別支援教室」の構想について
  • 4 個別の教育支援計画
  • [ミニ情報] 学校間の連携について〜学習指導要領から〜
  • 5 障害のある人を理解するために
  • (1) 共に生きる人間として尊厳を大切に
  • (2) 社会の一員として、完全参加と平等の実現を
  • (3) 自立生活の考え方を理解した支援・援助を進めるには
  • (4) 一人一人を生かす指導や支援を
  • (5) 「共通点に着目し、違いに配慮を」の姿勢で
  • 6 温かさ・豊かさ・優しさのある共生社会に
  • [ミニ情報] 「バリアフリー」の商品とは
  • II 特別支援学校(盲・聾・養護学校)の教育
  • 1 教育のしくみ
  • 学校教育法
  • [ミニ情報] 学校教育法の一部改正(特別支援学校、特別支援学級)
  • 2 学校生活
  • [ミニ情報] 教育課程の基準は
  • 就学基準
  • 3 教育の特色
  • 個に応じた指導
  • 少人数の学級
  • 自立活動
  • 教育機器の活用
  • 教材・教具の工夫
  • 交流及び共同学習
  • [ミニ情報] 交流及び共同学習について〜学習指導要領から〜
  • 楽しかった特別支援学校の人たちとのふれ合い
  • 4 教育活動の充実のために
  • 施設・設備の工夫
  • 教科書
  • スクールバス
  • 寄宿舎
  • [ミニ情報] 教科書バリアフリー法
  • 就学奨励費とは
  • 5 障害のある子どもの就学
  • 就学に向けての支援
  • 早期からの教育相談
  • [ミニ情報] 「特殊教育」から「特別支援教育」への転換
  • 6 卒業後の進路と生活
  • 卒業後の社会参加に向けた支援
  • [ミニ情報] 障害者の雇用促進のために
  • 障害者就業・生活支援センター
  • 障害者自立支援法について
  • III 障害のある子どもとの関わり方と介護等体験
  • 1 目の不自由な子どもとの関わり方と介護等体験
  • (1) 教育とその特色
  • [ミニ情報] 特別支援学校 (視覚障害) における特色ある職業教育について
  • (2) 指導とその関わり方
  • (3) 介護等体験の例
  • (4) 目の不自由な子どもと接する方へ
  • [ミニ情報] 部活動
  • ・特別支援学校(視覚障害)/介護等体験感想文
  • 2 耳の不自由な子どもとの関わり方と介護等体験
  • (1) 教育とその特色
  • [ミニ情報] 補聴器
  • 人工内耳
  • (2) 指導とその関わり方
  • (3) 介護等体験の例
  • [ミニ情報] 特別支援学校 (聴覚障害) 中学校・高等部 (本科) 卒業生の進路
  • (4) 耳の不自由な子どもと接する方へ
  • ・特別支援学校(聴覚障害)/介護等体験感想文
  • 3 知的発達に遅れのある子どもとの関わり方と介護等体験
  • (1) 教育とその特色
  • (2) 指導とその関わり方
  • (3) 介護等体験の例
  • (4) 知的発達に遅れのある子どもと接する方へ
  • [ミニ情報] 知的発達の遅れが軽度の生徒のための高等部について
  • ・特別支援学校(知的障害)/介護等体験感想文
  • 4 肢体の不自由な子どもとの関わり方と介護等体験
  • (1) 教育とその特色
  • (2) 学校生活における指導とその関わり方
  • (3) 介護等体験の実際
  • (4) 肢体の不自由な子どもと接する方へ
  • ・特別支援学校(肢体不自由)/介護等体験感想文
  • 5 病気の子どもや体の弱い子どもとの関わり方と介護等体験
  • (1) 教育とその特色
  • (2) 指導とその関わり方
  • (3) 介護等体験の例
  • (4) 病気の子どもや体の弱い子どもと接する方へ
  • [ミニ情報] 病弱教育対象児童生徒の病気の種類の推移
  • ・特別支援学校(病弱)/介護等体験感想文
  • IV 介護等体験を行うときの注意
  • 介護等体験にあたって
  • (1) 教育実習との違い
  • (2) 人権への配慮
  • (3) 服装、身だしなみ、言葉づかい
  • (4) いくつかのマナー
  • (5) 保険、経費
  • (6) 証明書の保管
  • ・レポート/介護等体験を通して学んだことを生かす
  • V 介護等体験 『Q&A』
  • Q 1 介護等体験とは何ですか?
    Q 2 介護等体験の内容はどのようなものがあるのですか?
    Q 3 介護等体験をする施設にはどのようなものがありますか?
    Q 4 幼稚園、 高等学校の免許取得者が新たに小学校、 中学校の免許を取得する場合、 介護等体験は必要ですか?
    Q 5 小学校または中学校のみの免許取得者が、 それぞれ中学校、 小学校の免許を新たに取得する場合、 介護等体験は必要ですか?
    Q 6 小学校免許取得時に介護等体験を行っていますが、 中学校の免許を取得する場合、 介護等体験は必要ですか?
    Q 7 高等学校の免許を取得するときにも介護等体験は必要ですか?
    Q 8 特別支援学校の免許を持っている人でも、 小学校、 中学校の免許を取得する場合、 介護等体験は必要ですか?
    Q 9 特別支援学校で教育実習を終了していても、 小学校、 中学校の免許を取得する場合、 介護等体験は必要ですか?
    Q10 介護等体験は小学校、 中学校の教員になったとき、 具体的にどのように役立ちますか?
    Q11 卒業後、 小学校、 中学校の免許取得のために、 科目履修生として大学に在籍している者も介護等体験は必要ですか?
    Q12 通信教育の教職課程受講者も介護等体験は必要ですか? また、 大学が遠い場合、 手続きはどのようにするのでしょうか?
    Q13 介護等体験は何歳から受けられるのですか?
    Q14 高校生でも受けられますか?
    Q15 教育実習と介護等体験とはどこが違いますか?
    Q16 介護等体験を受けなくてもよいのはどういう人たちですか?
    Q17 私は看護師で介護等体験は受けなくてもよいとされています。 でも介護等体験を受けたいのですが受けられるのでしょうか?
    Q18 介護等体験には費用がかかるのですか?
    Q19 学校での介護等体験では、 給食を食べられるのですか?
    Q20 介護等体験の様子について、 インターネットで情報を交換したいのですが?
    Q21 体験の期間は7日ですが、 その内訳と理由は?
    Q22 1カ所で7日以上の体験をやってもよいのですか? また、 1カ所の体験で介護等体験をすべて終了できるのですか?
    Q23 夏休み等で学校が休みの期間にまとめて体験できるのですか?
    Q24 介護等体験の1日の時間は決められているのですか?
    Q25 体験日を指定できますか?
    Q26 毎日1時間ずつ長期にわたるような体験もできるのですか?
    Q27 体験先の障害種別の指定はできるのですか?
    Q28 介護等体験は帰省先でも受けられますか?
    Q29 体験した証明書には優良可等の評価が記入されるのですか?
    Q30 証明書を出してもらえない場合もあるのですか?
    Q31 介護等体験の証明はだれがしてくれるのですか?
    Q32 介護等体験の証明書の様式はあるのですか?
    Q33 介護等体験の証明書を紛失した場合は再発行してもらえるのですか?
    Q34 障害のある子どもとの接し方が心配です。 事故の際の補償はありますか?
    Q35 事前に保険に加入する必要があるのですか? どのような保険ですか?
    Q36 体験の記録ノートやレポートなどの提出は必要ですか? 受入校では指導教員がつくのですか?
    Q37 介護等体験の実績は教員試験のとき有利になりますか?
    Q38 子どもにけがをさせてしまったらどうすればよいのですか?
    Q39 学校の備品を壊してしまったらどうすればよいのですか?
    Q40 体験日当日に体調不良等で学校に行けない場合、 次の体験はあるのでしょうか?
    Q41 体験学生の理由により当日学校へ行けない場合はどうしたらよいのでしょうか? また、 期日の変更は可能でしょうか?
    Q42 介護等体験をボランティア活動にどう結びつけたらよいのでしょうか?
    Q43 事前に学習するための教材にはどんなものがありますか?
    Q44 車いすの使い方など技術的なことは事前に学習しておく必要はありますか?
    Q45 障害種別による体験の違いはあるのでしょうか?
    Q46 体験中の事故には今までどのようなものがありましたか?
    Q47 児童生徒の指導に当たるとき、 特にどんなことに注意すればよいのですか?
  • IV 参考資料
  • [資料 1] 証明書見本
    [資料 2] 小学校及び中学校の教諭の普通免許状授与に係る教育職員免許法の特例等に関する法律 (平成9年法律第90号)
    [資料 3] 小学校及び中学校の教諭の普通免許状授与に係る教育職員免許法の特例等に関する法律等の施行について (通達)
    [資料 4] 障害者基本計画 (平成14年12月24日閣議決定)
    [資料 5] 重点施策実施5か年計画
    [資料 6] 特別支援教育を推進するための制度の在り方について (答申) の概要 (平成17年12月8日 中央教育審議会)
    [資料 7] 学校教育法
    [資料 8] 特別支援教育の推進について
    [資料 9] おもな発達障害の定義について
    [資料10] 発達障害者支援法 概要
    [資料11] 発達障害等支援・特別支援教育総合推進事業
    [資料12] 都道府県・政令指定都市教育委員会事務局一覧
    [資料13] 都道府県社会福祉協議会一覧
    [資料14] 特別支援教育関係文部科学省著作指導書等一覧
  • 平成10年 3月26日 初 版
    平成11年 3月 3日 増補版
    平成15年 2月26日 新 版
    平成18年 4月12日 新版改訂版
    平成19年 3月18日 特別支援学校版初版
    平成22年 3月 2日 新学習指導要領版

新刊書籍

パブリシティ情報

朝日新聞北海道版
2017/11/07 朝刊 記事
『「困り」解消! 小学校英語ハンドブッ』
北海道新聞
2017/09/23 朝刊 記事
『「困り」解消! 小学校英語ハンドブッ』
リハビリテーション
2・3月合併号 鉄道身障者福祉協会2017.3.1 本の紹介
『参加 −耳が聞こえないということ−』
肢体不自由教育
229 2017/03/10 図書紹介
『マンガ版 ビジネスマナー集 鉄太就職物語』
日本教育新聞
2017/01/30 書評
『特別支援教育における地域のトップリーダーを考える』
肢体不自由教育
224号 図書紹介
『あたらしいわたしたちのうんどう』
肢体不自由教育
227号 図書紹介
『特別支援学校の校長先生スピーチ集』
肢体不自由教育
228号 図書紹介
『障害の重い子どもの授業づくり PART6』
特別支援教育研究
2016.6 706号 図書紹介
『キャリア発達支援研究2』
特別支援教育研究
2016.8 708号 図書紹介
『全国の特色ある30校の実践事例集「通級による指導」編』
東京新聞
2017/01/24 新刊紹介
『見てわかる 意思決定と意思決定支援』

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