指導・援助の入門 障害のある子どものコミュニケーション

指導・援助の入門

障害のある子どものコミュニケーション

著者名 元 全国特殊学校長会会長・元 東京都立北養護学校校長 林 友三
ISBNコード ISBN4-921124-17-5 C3037 \1810E
判型/頁 B5判/176頁
発売日 2003年 6月
定価
平易で丁寧な表現。子どもから離れない“指導レベルの内容”
コミュニケーションの指導・援助/実践に裏付けられた視点・観点からの事例/指導体験と指導援助の分析、具体的な引用/多数の教材・教具のイラストを掲載

  • ご案内
  • 「創作した教材・教具を用いた指導・援助で、子どもたちの学習がより良く行われ、子どもに笑顔が見られた時、教師冥利を味わうに違いありません」
  • 現在、学校をはじめいろいろな場面で、コミュニケーションという用語が多種多様に使われています。この状況の中で意図的にコミュニケーションの指導・援助している場合と、無意識にコミュニケーションの指導・援助になっている場合があります。意図的にコミュニケーションの指導・援助をする場合の私の基本的考え方や実際の工夫を紹介したのが、本書ということになります。
  • 本書はコミュニケーションの指導・援助について、いろいろな研究会や書籍、講演等から学んだことを実際に指導・援助して、確かめて、障害のある子どもたちに役立つ、あるいは適していると考えられる内容を書いたものです。障害の重さや種類を越えてすべての子どもに対応できるような内容を書いたつもりです。
  • 指導・援助の実際に一番大切なことは、基本的な考え方です。本書では通常、指導という用語を指導・援助として書いています。教員や保護者等は、意図的に指導・援助することを押さえながら、子ども自身の主体的な学習の援助をすることが大切である、という考え方によるものです。そして子どもたちが主体的に学習するためには、教員や保護者等の教材・教具の作製や使い方の工夫が必要です。教員や保護者等が子どもたちの状態に適した教材・教具を創作することが重要です。「創作した教材・教具を用いた指導・援助で、子どもたちの学習がより良く行なわれ、子どもに笑顔が見られた時、教師冥利を味わうに違いありません。」
  • (著者後書より)
  •  
  • 目次
  • 第1章 指導・援助のための基本的な考え方
  • 1.「コミュニケーション」という言葉
  • 1.「コミュニケーション」のいろいろな例
  • 2.子どもとのコミュニケーションにおける親や教員等は援助者
  • 3.ことばの指導・援助からコミュニケーションの指導・援助へ
  • 4.コミュニケーションの指導・援助は、すべての子どもが対象
  • 5.援助者と子どものコミュニケーションの指導・援助の例
  • 6.子どもが応じられるよう援助者が働きかけること
  • 2.コミュニケーションとその指導・援助
  • 1.「コミュニケーション」は相互の伝達
  • 2.連続したコミュニケーションの成立
  • 3.コミュニケーションの指導・援助のねらい
  • 4.情報伝達の手段は多様
  • 5.相互伝達の例
  • 6.コミュニケーションの障害は、二者の関係の障害
  • 7.原初的コミュニケーション
  • 3.コミュニケーションの指導・援助は、総合的な指導・援助
  • 1.便宜的なコミュニケーションの指導・援助の内容
  • 2.コミュニケーションの手段
  • 3.コミュニケーション成立の方程式(仮説)
  • 4.子どもの見方(児童観・教育観)
  • 1.持ち前の能力と発揮されている能力の差
  • 2.人間関係の中で、子どもを理解すること
  • 5.指導・援助の目標を定める
  • 1.長期目標と短期目標
  • 2.全体的な目標と部分的な目標
  • 3.子どもの実態に即した指導・援助の目標の設定
  • 6.コミュニケーションの成立
  • 1.成立の仕方
  • 2.成立させるための工夫
  • 3.指導・援助内容の選択
  • 第2章 指導・援助の事例
  • 1.指導・援助の実際例
  • 1.姿勢の工夫
  • 2.目の使い方の学習の工夫
  • 3.手の動かし方の学習の工夫
  • 4.給食の場面におけるコミュニケーションの指導・援助の工夫
  • 5.T子のはめ板の指導・援助の事例
  • 6.A児の指導・援助の事例
  • 7.「多動」と言われる子どもの指導・援助の工夫
  • 8.多動と言われる子どもの「玉入れ」の指導・援助の工夫
  • 2.教材・教具の使用例
  • 1.ガラガラの使い方の工夫・その1
  • 2.ガラガラの使い方の工夫・その2
  • 3.スイッチ板の使い方の工夫
  • 4.玉入れ学習(玉入れ教材を使った学習)の工夫
  • 5.玉ころがしの学習の工夫
  • 6.アルミ管の学習の工夫
  • 7.アルミ管の移し替えの学習の工夫
  • 8.棒通しの学習の工夫
  • 9.板通しの学習の工夫
  • 10.点滅板および電球の動きの学習の工夫
  • 11.磁石鋲の動きの学習の工夫
  • 12.スライディングブロックの学習の工夫
  • 13.宝探し(その1)の学習の工夫
  • 14.宝探し(その2)の学習の工夫
  • 3.教材・教具の工夫に当たっての基本的な考え方(自問自答)
  • 1.スプーン(道具)を使えるようになるまでの学習の内容・順序は何か
  • 2.右手を動かす(使う)時の左手の役割は何か
  • 3.生理学的感覚と人としての感覚の違いは何か
  • 4.物を滑らすとは、どんなことか

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